初の65W版LlanoとなるSocket FM1対応のトリプルコアCPUと、Llano初のGPUレス品となるクアッドコアCPU。 この2モデルは、7月に発売されたクアッドコアCPU、A8-3850(2.9GHz)とA6-3650(2.6GHz)の下位モデル。 A6-3500(2.1GHz)はトリプルコア、Athlon II X4 631(2.6GHz)はクアッドコアだがGPU非搭載と、スペック的には劣るが、A6-3500のTDPは65Wと低く、これが特に注目できる。 A8-3850/3650の高いTDP(100W)がネックだった人にとっては注目モデルと言えるだろう。 A6-3500のCPUクロックは通常2.1GHz、Turbo時2.4GHz。2次キャッシュ容量は3MB。搭載GPUはA6-3650と同じRadeon HD 6530Dで、GPUクロックも同じ443MHz。SP数は320。 ちなみに、パッケージには「3コア」や「TDP 65W」といった表記はない。 なお、TDP 65Wのデスクトップ向けAMD Aシリーズとしては、クアッドコアのA8-3800(通常2.4GHz、Turbo時2.7GHz)とA6-3600(通常2.1GHz、Turbo時 2.4GHz)もラインナップされており、AMDでは「今夏発売予定」と説明している。 一方のAthlon II X4 631は、LlanoベースのGPU非搭載CPU。 スペックは“GPU非搭載版A6-3650”とも言える内容で、クアッドコアである点やクロック2.6GHz、2次キャッシュ容量4MB、TDP 100Wといったスペックは両者共通。 なお、現在Llanoに付属しているゲーム「DiRT3」は、Athlon II X4 631にも添付しているショップがほとんど。 □関連記事 【7月3日】メインストリーム向けFusion、「Llano」発売 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110702/etc_amd6.html 【6月30日】AMD、デスクトップ向けAMD Aシリーズ(PC Watch) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110630_457007.html
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