計測データを直接クラウドサービスにアップロードできるホビー向けのガイガーカウンタ。発売されたのは、多数のハンダ付けが必要な自作キットと、ハードは完成済みで、ソフトを自分で転送/作成できる完成品の2モデル。 この製品は、NXPのARM Cortex-M3キット「LPC1768」やGM管「SBM-20」を使用した、ホビー向けのガイガーカウンタ自作キット。 「ホビー向けのため、精度は保証できない」(ショップ)という条件はつくものの、ネットワークに直結、リアルタイムにデータを公開できるのが大きな特徴。 具体的には、クラウドサービス「Pachube」に計測データをアップロードできるほか、Twitterにもツイートすることが可能とされる。 ただし、現時点では詳しい設定方法の解説はない。設定ファイルは指定されており、ファームウェアのソースコード(C言語)や回路図などもWebサイトで公開されているため、設定を行うことは可能だが、あくまでも上級者向け、と考えたほうがいいだろう。 なお、解説については「今後、4コマ漫画による解説もWebサイトに追加される」(ショップ)という。 ハードウェアとしては、動作状態を表示する液晶パネルやLANポート、USBポートなどを装備。USBポートはファームウェア転送用で、利用するためにはケースを開ける必要がある。GM管については、「J408」「J304」など、SBM-20以外も使用できるという。 電源は付属のACアダプタを使用する。 なお、自作キット版は、かなり多数のハンダ付けが必要になるため、上級者向けとなる。ソフトのみを楽しみたい場合は完成品が無難と思われる。なお、完成品の場合も、ファームウェアの転送は購入者が行う必要があるとのこと。 □関連記事 【7月30日】ガイガーカウンタの自作キット発売、ガイガー管作りから調整まで http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110730/etc_btone.html
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