Plextorの新型SSD「M2P」シリーズの容量128GBモデル。公称ライト速度が320MB/sと、120GBクラスのSSDとしては高速な点が特徴。 M2Pは6Gbps SATAに対応した2.5インチSSD。東芝製のMLC NANDフラッシュやDDR3メモリによるキャッシュ(128GBモデルは256MB、256GBモデルは512MB)、Marvell製コントローラ「88SS9174」を搭載し、従来の「M2S」シリーズを上回るパフォーマンスを実現したとしている。 最大の特徴は、高いライト性能をうたっている点だ。128GBモデルの製品情報では、シーケンシャルアクセス時の最大データ転送速度がリード500MB/s、ライト320MB/sとされており、リード速度は同容量クラスのCrucial製「m4」やPatriot Memory製「Wildfire」などに及ばないものの、ライト速度はm4(260MB/s)を上回る。 また、代理店のリンクスが公開しているCrystalDiskMark(ランダム設定)でのベンチマークによると、ライト速度はほぼスペックどおりの319MB/s。これは、本誌が行なったWildfireのベンチマーク(261MB/s前後)を上回る数値だ。 なお、今回は販売を確認していないが、256GBモデルではさらに高いライト440MB/sを公称。リンクスによるCrystalDiskMark(ランダム設定)でのベンチマークでは429.2MB/sを計測したという。 このほか、ランダムアクセス性能(4K)はリード70,000IOPS、ライト65,000IOPSを公称。大量のデータ書き込み後の速度低下を抑えるという「Instant Restore」や、各メモリブロックに均一にデータを書き込むことでSSDの劣化やパフォーマンス低下を抑えるという「Dynamic Wear Leveling」などの機能も搭載している。 本体サイズは100×70×9.5mm、重量は67g。3.5インチベイに装着するためのマウンタや固定用ネジなどが付属する。 □PX-128M2P/PX-256M2P(リンクスインターナショナル) http://www.links.co.jp/items/plextor-ssd/px128m2p.html □関連記事 【2011年10月3日】PLDS、リード500MB/secのPLEXTORブランドSSD(PC Watch) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20111003_481334.html 【2011年9月21日】ファームウェア更新でCrucial m4が高速化、実測500MB/s越え http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110924/sp_crucial.html 【2011年8月2日】SF-2281を搭載したSSD、Patriot「WILDFIRE」を試す http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110806/sp_patriot.html 【2011年3月19日】Micronの新型SSD「RealSSD C400」が発売に http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110319/etc_micron.html 【2010年12月18日】最大400MB/sの最速SATA-SSDがプレクスターから発売 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101218/etc_plextor.html
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