【 2011年10月14日 】
「Pentium 75MHz級CPU」の入ったマウスが月末発売
展示中

 「Pentium 75MHz相当の性能のARMプロセッサ」を搭載したSteelSeriesのゲーミングマウス「Sensei」が28日(金)に発売される予定だ。

 マクロ処理用のCPUを搭載したマウスは他にも多数存在するが、マウスのCPU性能をここまでアピールする例は珍しい。

 メッセサンオー カオス館ドスパラパーツ館では、来店者が自由に触れる状態でサンプルが展示されている。メッセサンオー カオス館の予価は11,800円で、予約も受付中。


●高速CPUで独自の調整機能を実現
 「Pentium 75MHz級」のARMプロセッサ

 Senseiはレーザーセンサーを採用したゲーム向けのUSBマウスで、「Pentium 75MHzと同等の処理速度を持つ」(同社)という32bit ARMプロセッサを搭載しているのが特徴の一つ。

 Senseiでは、カーソル速度を1〜11,400CPIの範囲で調節(1〜5,700CPIは1CPI単位)できる「ExactSens」、マウスをゆっくり動かした場合にカーソル速度を自動的に緩めて操作の正確性を高める「ExactAim」などの独自機能が搭載されているが、これらの処理で必要な計算をARMプロセッサが担うことで「メモリなどPCのリソースを食い潰すことがない」(同社)という。

 また、同社は「全ての設定はマウス上で計算されるため、遅延やフィルタリング等の外部からの影響を受けない」といったメリットもあるとしている。

 このほか、同社製マウスで初となるイルミネーション機能を備えているのも特徴。本体表面の手前にあるロゴやホイール部、CPIインジケーターが発光し、各部の発光色を1,680万色から選んで個別に設定できる。

 マウス自体のデザインやサイズは2009年に登場した同社製マウス「Xai」と同じ。PCを使わずに本体のみで各種カスタマイズが可能で、底面にはカスタマイズ操作時などに使う小型液晶パネルが用意されている。また、左右両側面には各2個のボタンが、ホイールの手前にはCPI調節ボタンが装備されている。

 本体サイズは高さ38.7×幅68.3×奥行き125.5mm、重量は102g。対応OSはWindows 7/Vista/XP/2000、Mac OS X。

 Pentium 75MHzは、Windows 95最初期世代のPCが搭載していたCPU。約15年の時を経て、PCクラスのCPUがマウスに内蔵されることになったかっこうだ。


□Sensei/プレスリリース(SteelSeries)
http://steelseries.com/jp/products/mice/steelseries-sensei
http://steelseries.com/jp/blog/press/steelseries_sensei_available
http://steelseries.com/jp/blog/press/the-steelseries-sensei-mouse-introduces-a-new-standard-in-customizeable-peripherals

□関連記事
【2011年8月12日】SteelSeries、ゲーミングマウス「SteelSeries Sensei」を発表(GAME Watch)
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20110812_467424.html
【2009年10月31日】SteelSeries XAI LASER MOUSE(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091031/ni_cxai.html


SteelSeries Sensei

[撮影協力:メッセサンオー カオス館ドスパラパーツ館]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。