Amazonの電子書籍用端末「Kindle」シリーズ初のAndroidタブレット。 電子ペーパーを採用した従来型Kindleとは位置づけがやや異なり、OSにAndroidを採用、電子書籍ブラウザやWebブラウザを備えるほか、ゲームや音楽、映画、テレビ番組なども楽しめるというエンターテインメント向けタブレット端末になっている。アプリの入手先としては「Amazon Appstore for Android」が用意されている。 今回販売されているのはアカウント登録が済んでいない米国版。実際に試用してみたところ、標準で用意されている「User's Guide」「Oxford American Dictionary」といった文書が閲覧できなかった(アカウント登録画面が表示され、それ以上進めない)ほか、前述の「Amazon Appstore for Android」も利用できなかった。また、言語の変更方法が不明で、日本語入力も行なえなかった。 ただ、未確認だが、アカウント登録を必要としないWebブラウザや音楽再生などの機能は使用できるとみられる。なお、Kindle FireはPDF、DOC、JPEG、AAC(DRM非対応)、MP3、MIDI、OGG、WAV、MP4、VP8などの多くのファイルフォーマットに対応している。 本体サイズは190×120×11.4mm、重量は413g。液晶パネルはマルチタッチ対応のIPSタイプで、解像度は1,024×600ドット。ストレージ容量は8GB。無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)やUSB 2.0(MicroBコネクタ)などの機能も備えている。バッテリー動作時間は最大8時間。 付属品は充電用Micro USBケーブルとクイックガイド。 ちなみに、第4世代Kindleとしては、電子ペーパー採用モデルも発表されている。ラインナップは標準モデルの「Kindle」、タッチ操作対応モデルの「Kindle Touch」、3G対応モデルの「Kindle Touch 3G」。
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