測定データを自動でTwitterに投稿するというユニークなワットチェッカー。メーカーはサンワサプライ。 この製品は電気製品の消費電力を測定できる電力計。測定は従来製品と同様、電気製品とコンセントとの間にこの製品を接続する仕組みで、電気料金や二酸化炭素排出量などを表示する機能も備えている。 最大の特徴は、測定データを自動的にTwitterに投稿できる点。本体には無線LAN機能を内蔵、ルータを経由してインターネットに自動接続、Twitterにアクセスし、測定データを定期的に投稿する。 Twitterで消費電力のログを取るという発想はなかなかユニークで、遠隔地にある電気製品の消費電力をスマートフォン経由で確認する、といった利用も可能。 投稿できるデータは電圧(V)、電流(A)、有効電力(W)、積算電力量(kWh)、電気料金(円)、二酸化炭素排出量(kg)の6種類。 自動投稿の書式は、「 [名称]: 積算電力(0.18)KWH 料金(3.59)円 CO2(0.06)kg 電圧(103.2)V 電流(0.14)A 電力(8)W 」といったもの。設定できるのは、書式中の[名称]部分と、投稿先のログイン名/パスワード、投稿間隔(2〜240分)。「名称」は、「自動販売機A」「扇風機」などといった設定が想定されている。 なお、これらの設定は、無料のiPhone/Android端末用アプリ「WattChecker Commander」で行なう。アプリには、ツイートデータを取得して測定データをグラフ表示したり、測定ポイント(Twitter IDの位置情報)をマップで表示する機能も搭載されている。なお、これらの機能はスマートフォンからのみ利用可能。PCからは設定できないので要注意。 本体サイズは幅60×高さ130×奥行き36mm(突起部を除く)、重量は約145g。無線LANの到達距離は約25〜50m(屋内、障害物がない場合の最大)。定格容量は15A/125V(最大1,500W)。消費電力は約9.5W。 サンワサプライでは、実際につぶやいているデモアカウント「@wattchecker」も公開中。 □関連記事 【2011年8月9日】無駄な節電努力にNO、節電効果は目で見よう! http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110813/sp_powermeter_tab0.html 【2011年9月10日】ネット直結、Twitterでつぶやくガイガーカウンタ自作キットが発売 / ホビー向けキット、精度は保証なし http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110910/etc_wakamatsu.html
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