この製品はAtom D2700とIntel NM10 Expressチップセットを搭載した製品で、サイズが192×155×26mmというほぼDVDトールケース大のコンパクトな筐体に、2GBのDDR3 1066メモリや320GBの2.5インチHDDが搭載されている。OSのみ別売りとなる。

　ユニークなのは、GPUとしてNVIDIAの「GF119」を追加搭載することでグラフィックス機能を強化している点。NVIDIAはGF119の製品情報を公開していないが、その名称からローエンドクラスのGPUと見られ、Giadaの製品情報によればDirectX 11や1080p対応のHD映像をサポートするという。ビデオメモリ容量は512MB。

　主な搭載機能はHDMI、VGA、1000Base-T LAN、無線LAN（IEEE 802.11n）、Bluetooth、USB 2.0（5ポート）、メモリカードリーダーで、光学ドライブは非搭載。消費電力は30Wとされている。

　付属品は60W ACアダプタ、ワイヤレスリモコン、HDMIケーブル、本体スタンド、ドライバー/アプリケーション収録DVDなど。

　ちなみに、新型Atomを搭載したマザーボードやPC自作キットは、なぜか「64bit非対応」とされている例ばかりで、Intelでも64bit版のGPUドライバなどを公開していない。今回の製品については、Giada、ディラックともに対応状況を告知していないため、「動作するかどうかは不明」という状況。もっとも、Giadaのドライバダウンロードページでは、現時点で64bit版ドライバがなく、対応していない可能性が高いものと思われる。

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