Cooler Masterの大型タワーケース「COSMOS」シリーズの新モデル。 この製品は2008年4月に登場した「COSMOS S」に続くモデルで、内部が上段/下段の2エリアに分離されているのが大きな特徴。上段はマザーボードなどを、下段はHDDと電源ユニットを収納するエリアになっている。 エアフローは、上段が前面/上面→背面、下段が左側面→右側面と、エリア毎に異なる構造で、HDDを大量に搭載する場合でもスムーズなエアフローを実現できるとしている。また、電源ユニットのエアフローが底面→背面となっているため、ケース内部のエアフローに影響しないという。 本体前面にはアルミ製のスライドカバーを装備。上面の手前にも、電源スイッチやファンコントローラーを覆うアルミ製スライドカバーを備えている。ファンコントローラーでは最大9基のファン(4グループ)を制御できる。 このほか、3.5インチSATA HDDを直接挿入できるリムーバブルベイ「X-dock」(2基)や、マザーボードトレイとサイドパネルとの間にケーブルを通せるケーブルホール、水冷チューブ用ホール(背面)なども装備。内部に水冷用ラジエータを搭載できるというスペースも用意されている。 本体サイズは幅344×高さ704×奥行き664mm、重量は約22kg。ドライブベイ数は5インチ×3、X-dock×2、3.5インチシャドウ×11(上段5、下段6)。拡張カードスロットは11基(1基は縦配置スロット)。 ケースファン数は前面200mm×1、背面140mm×1、上面120mm×1、下段120mm×2で、さらに左側面に120mmファンを2基、上段の3.5インチシャドウベイに120mmファンを1、それぞれ搭載できる。 対応フォームファクタはATX、XL-ATX、ExtendedATX、SSI EEB、SSI CEBなど。 なお、この製品は大型のため、複数のショップが「宅配便業者によっては、通常の宅配便では送れず、運送費の高いサービスになってしまう場合がある」と説明している。運送料の目安は、「通常の倍程度」(ショップ)という。ただし、ショップによっては「初回入荷分は送料無料」「送料割引」などのサービスをしている例もある。 □関連記事 【2012年2月29日】Cooler Master、新ハイエンドフルタワーケース「COSMOS II」(PC Watch) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120229_515365.html 【2008年4月26日】COOLER MASTERの人気ケース「COSMOS」の高冷却版登場 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20080426/etc_cmaster.html 【2007年8月11日】COOLER MASTERのAntec対抗大型ケース「COSMOS」発売 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20070811/etc_cmaster.html
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