【 2012年6月8日 】 | |
Ivy Bridgeベースのデュアルコアi5が初登場、35WでGPU内蔵 |
Ivy Bridge版Core i5では初のデュアルコアCPUが発売、TDP 35Wの「Core i5-3470T」が発売された。Ivy BridgeのデュアルコアCPUは既にXeonが出ているが、店頭販売されたGPU内蔵Ivy Bridgeでは最も消費電力が低い。
販売されているのはバルク品で、マザーなどPCパーツセットでのみで販売されている。CPUの単品価格は16,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●デュアルコア+GPUで35W
Core i5-3470Tは、Ivy Bridgeでは初となるデスクトップPC向けのデュアルコアCPU。TDPは35Wで、GPU内蔵版Ivy Bridgeとしては現時点で最も低消費電力。省電力性を重視する人にとって注目の製品と言える。主なスペックは通常クロック2.9GHz、最大Turboクロック3.6GHz、キャッシュ容量3MB(Smart Cache)、内蔵GPUがHD Graphics 2500、GPUベースクロック650MHz、GPU最大クロック1.1GHz。Hyper-Threading Technologyにより4スレッドまでの実行に対応する。
低消費電力のIvy Bridgeとしては、Xeonブランドで発売されているXeon E3-1220L v2(17W/GPU無し/2.3GHz/2コア/HT)や、Core i5-3570T(45W/GPUあり/2.3GHz/4コア)、Core i7-3770T(45W/GPUあり/2.5GHz/4コア/HT)などがある。
なお今週は、クアッドコアの「i5-3470」(Tがない)も新たに発売されている。i5-3470は3.2GHz/クアッドコア/HT無し/TDP 77Wで、i5-3470Tは2.9GHz/デュアルコア/HT付き/TDP 35Wとという仕様。省電力モデルを示す「T」の有無でクロックなどのスペックが変わる、というのは最近は一般的だったが、コア数まで変わる例は稀。CPUを選ぶ際には気をつけておいたほうがいいだろう。
□Core i5-3470T(Intel)
http://ark.intel.com/products/65703/□関連記事
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120428/etc_intel4.htmlIntel Core i5-3470T [撮影協力:ツクモパソコン本店]