【 2012年6月15日 】 | |
8コア・65WのOpteronが「自作向け」に発売、動作デモも実施中 |
TDP 65W・8コアのOpteron 3280が“自作ユーザー向け”として登場、リテールパッケージが発売された。CPUクーラー同梱で、価格は21,800〜21,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●「自作向け」として再登場
Opteron 3280が秋葉原の店頭に初登場したのは3月。本来はサーバ向けのCPUだが、8コアでTDP 65Wと省電性が高く、CPUソケットもSocket AM3+で利用可能。そのため、自作PCユーザーからも「ハイパフォーマンス/省電力デスクトップPC用」として注目されていた。
これまでに店頭で販売されていたのは付属品がないバルク品だが、今回発売されたOpteron 3280はCPUクーラーやエンブレムが同梱されたリテールパッケージ。「自作ユーザーにも楽しんでもらえるように」(日本AMD)と、リテールパッケージを用意したという。
Opteron 3280の主なスペックは、通常クロック2.4GHz、All-Core Turboクロック2.7GHz、Max Turboクロック3.5GHz、2次キャッシュ8MB(1MB×8)、3次キャッシュ8MB。
製品発売の告知ポスターには、Opteron 3280の動作を確認したマザーの機種やBIOSバージョンといった情報も掲載されている。
それによれば、メーカーが動作を保証している機種としてはGIGABYTEの「GA-970A-D3」「GA-990FXA-UD7」などがあり、またメーカー保証はないもののASRock、ASUS、ECS、MSIなどの一部機種でも動作するとされている。
とくに、GIGABYTEの製品については、同社Webサイトの情報では多くの機種がBIOSアップデートによりOpteron 3280へ対応するとされている。他社製品のユーザーもメーカーサイトで対応状況を確認してみるとよいだろう。
●一部ショップでは動作デモを実施中リテールパッケージの発売に合わせて、ツクモパソコン本店やTSUKUMO eX.では、Opteron 3280の動作デモが始まっている。両ショップともCPUの冷却には、オールインワンタイプの水冷キットを使用しており、ツクモパソコン本店のデモ機はCPU負荷率100%の状態で、CPU温度 40度前後、各コア温度 26〜33度前後で動作していた。
□Opteron 3280(Advanced Micro Devices)
http://products.amd.com/pages/OpteronCPUDetail.aspx?id=787
□Socket AM3+マザーボード(GIGABYTE TECHNOLOGY)
http://www.gigabyte.jp/products/list.aspx?s=42&jid=9&p=2&v=26□関連記事
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