SDRAMメモリモジュールが自作できるというユニークなキット。パソコンショップ アークのオリジナル製品。 パッケージ内容は、エルピーダ製メモリチップ20個と、コンデンサや抵抗などが実装済みの基板1枚。基板の両面に計16個のチップをはんだ付けすることで、容量512MBのデスクトップPC用PC133メモリが完成する。チップが4個余分に入っているのは「増量サービス」(同店)という。 チップには多数の接点があり、さらに接点同士の間隔も狭いため、はんだ付けはまさに至難の業。パッケージには同店マスコットの女性キャラ「アク子」が描かれていたりと、一見、初級〜中級者向けのパーツキットのようだが、実際は「超上級者向け」(同店)。 また、同店は「基本的にはんだ付けを楽しむためのキット」としており、動作保証などはしないとしているので、この点にも要注意。 なお、「PC133時代の512MB DIMM」というと対応マザーボードが限定されるため、もし動かしてみたいなら動作環境にも注意が必要。 対応チップセットの一覧は、DOS/V POWER REPORTのバックナンバーに記事が掲載されているが、対応マザーボードは新品/中古とも秋葉原の店頭で見かけることはほとんどない。ただし、ジャンク品としてPCが販売されている例は確認できた。 ちなみに、Twitterで寄せられた意見の中には「これぐらいならそれほどの難易度ではない」「道具さえ揃えれば楽」「楽しそう」というものも。「超上級者向け」にしか見えないハンダ付けだが、これを楽しんでみる、というのもアリかもしれない。 □関連記事 【2012年4月14日】ELPIDA製のメモリチップを1個50円で販売中(その他のお買い得情報) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120414/price.html#ark
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