空中に映像が投影されているかのように見えるユニークなサブディスプレイ。メーカーはInnoVision。 この製品は、同社の「HoloAD Diamond Series」に属するモデルで、「三次元ホログラフィック広告向け」とうたわれたディスプレイ装置。 ディスプレイ本体を平らに置き、その上にピラミッドの天地を逆転させたような物体が載っているという構造。ディスプレイの手前、左、右の3ヶ所に画像が表示されると、その画像がピラミッド部分の各面のパネルに反射して、周囲から見えるという仕組み。背面には映らない。 ピラミッド部分のパネルが透明なため、空中に映像が投影されているかのように見えるのがなかなか面白い。各面には同じ画像が映し出されるので、実際には3D表示ではなく、またホログラフィックでもないが、確かに周囲の目を引きそうなディスプレイになっている。 サンプルに付属していた中国語マニュアルを見る限りでは、付属の再生ソフトでMP4ファイルを再生させると、自動的に底面ディスプレイの3ヶ所に映像が反転出力される模様。ちなみに、この再生ソフトはUSBメモリに収録されており、使用時には付属のUSBドングルも接続する必要がある。 マニュアルについては「製品には日本語マニュアルが同梱される」(ドスパラパーツ館)とのこと。また、本体は組み立て式で、同店によれば組み立て時間は15〜20分程度という。 ディスプレイの解像度は1,280×1,024ドットで、PCではセカンダリディスプレイとして認識される。映像端子はDVIとVGAが用意されている(本体底面の後部に装備)。 なお、同社Webサイトではサイズの異なる全4モデルが掲載されており、最小モデルは幅41×高さ27.5cmの「Victoria」、最大モデルは幅115×高さ80cmの「King」。Kingは重量が150kgもあるという。
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