ランダムライト性能が向上したというPlextor製SSDの新製品。「M5S」シリーズに属するモデルで、発売を確認したのは256GBモデルと128GBモデル。このほか、今回発売を確認していない64GBモデルがラインナップされている。 M5Sは6Gbps SATAに対応した2.5インチ/9.5mm厚のSSD。同社製SSDとしては、2月に登場した「M3 Pro」に続く製品で、M3Pよりランダムライト性能が向上したというのが特徴。 同社による256GBモデルの性能値(最大)は、シーケンシャルアクセス時がリード520MB/s、ライト390MB/s、ランダムアクセス(4KB)時がリード73,000IOPS、ライト70,000IOPS。 M3 Proの256GBモデルとスペックを比較すると、M5Sではシーケンシャルリード/ライトと、ランダムリードがM3 Proより低いものの、ランダムライトは68,000IOPSから70,000IOPSへ向上している。 また、同社によると、NCQ使用時のランダムアクセスも向上しているという。同社が行なったCrystalDiskMarkによるテストでは、NCQ対応ドライブのテスト項目「4K QD32」でM5Sの方が高い値を示している。 独自のファームウェア技術により、SSDを長期使用しても性能の低下が抑えられるという点や、長寿命を実現したという点は従来同様。 搭載コントローラはM3 Proと同じMarvel製「88SS9174」。NANDフラッシュはMicron製を採用している(M3 Proは東芝製)。キャッシュはDDR3メモリで、搭載容量は256GBモデルが512MB、128GBモデルが256MB、64GBモデルが128MB。 本体サイズは幅69.85×高さ9.5×奥行き100mm、重量は75g。消費電力は動作時2.8W、アイドル時0.7W。 □関連記事 【2012年6月23日】プレクスターの赤いSSD「Ninja」登場、現行Thunderboltでも光転送?ほか(PC-DIY EXPOレポート) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120623/etc_unitcomev5.html 【2012年2月23日】プレクスター製SSDの高速モデル「M3P」発売 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120225/etc_plextor.html
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