【 2012年7月20日 】 | |
「NAS向け」をうたう高信頼HDD「WD Red」が発売に |
「NASに最適」というWestern Digital製3.5インチHDDの新製品「WD Red」シリーズが発売された。
容量1TB「WD10EFRX」、2TB「WD20EFRX」、3TB「WD30EFRX」の全3モデル(バルク品)が販売中で、実売価格は9,480〜15,960円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●24時間稼働や複数台の同時使用を想定したHDD
WD RedはNAS向けに特別設計したという6Gbps SATA HDD。複数台(最大5台)を組み合わせての使用や、24時間稼動を想定した設計を行ない、信頼性も高めたという。信頼性については、独自技術の「NASware」を採用することで、RAID環境でのエラー発生時にRAIDからのHDD脱落を抑えたり、突然の電力損失時におけるデータ損失を抑えたりできるとしている。MTBF(平均故障間隔)は1百万時間で、標準のデスクトップPC用HDDより35%向上したという。
また、大幅な消費電力の削減と、発熱の低下も実現したとしている。
このほか、WD Redユーザーが利用できる24時間体制の無料電話サポート(Toll Free)が用意されているのも特徴。ただし、日本からは国際電話を使う必要があり、対応言語は英語とされている。
キャッシュ容量は64MB。内部転送速度は1TBモデルが150MB/s、3TB/2TBモデルが145MB/s。リード/ライト時の平均消費電力は1TBモデルが3.7W、3TB/2TBモデルが4.4W。シークモードの平均動作音量は1TBモデルが22dB、3TB/2TBモデルが24dB。
□WD Red(Western Digital)
http://www.wdc.com/jp/products/products.aspx?id=810
□アジア地域からのサポート問い合わせ先
http://support.wdc.com/contact/contact.asp?lang=jp&ct=wdred#asiaWesternDigital HDD [撮影協力:パソコンショップ アークとパソコンハウス東映]