100GBものSLC NANDフラッシュをキャッシュとして搭載したLSIのビジネス向けRAIDカード。 この製品はPCI Express 3.0 x8接続の6Gbps SAS/SATA対応RAIDカード。SASコントローラはデュアルコアの同社製RoC「LSISAS2208」が採用されている。 基板にはMini-SASポート(SFF-8087)が1基搭載されており、ここに分岐ケーブルを接続して4基の内部ポートが使用できる。対応RAIDレベルは0、1、5、6、10、50、60。対応SAS/SATAデバイス数は最大128基。 ユニークなのは、キャッシュ用として大容量のNANDフラッシュが搭載されている点。キャッシュの具体的な動作については、同社によれば「アプリケーションの『ホット・スポット』を自動的に検出し、それをNANDフラッシュに移すことで高速化を図る」という。 また、代理店のアスクは、キャッシュによるパフォーマンス向上について「レイテンシーを最大47分の1に短縮し、高速アプリケーションのレスポンスタイムを向上させる」としている。 ラインナップは、今回発売されたNMR 8100-4iのほか、200GB eMLC NAND搭載モデル「NMR 8110-4i」と、800GB eMLC NAND搭載モデル「NMR 8120-4i」の計3種類。 NANDフラッシュ以外のスペックは3モデル共通。カードサイズは64.4×167.64mm(LowProfile対応)。DRAMキャッシュとして1GBのDDR3 1333メモリを搭載する。 また、DRAMキャッシュ保護用のスーパーキャパシタモジュール「SCM01」も同時に発売されている(オリオスペックの価格は20,400円)。 □Nytro MegaRAID 81xxシリーズ(アスク) http://www.ask-corp.jp/products/lsi/megaraid/nytro-megaraid-8100.html
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