【 2012年11月30日 】 | |
OCZ独自コントローラの新型SSD「Vector」が発売 ウリは速度と耐久性 |
新コントローラを搭載したOCZ製SSDの新シリーズ「Vector」が発売された。
実売価格は128GBモデルが12,800円前後、256GBモデルが23,800円前後、512GBモデルが46,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●OCZのハイパフォーマンスSSD
Vectorは25nmプロセス製造のMLC NANDフラッシュを用いた2.5インチ/7mm厚の6Gbps SATA SSD。同社が「ハイパフォーマンスSSD」と位置付ける製品としては、4月に登場した「Vertex 4」に続くもので、今回のVectorでは新コントローラ「Barefoot 3」が採用されている。Barefoot 3は、同社傘下のIndilinxとPLXが中心となって新たに開発したというコントローラ。2基の「Cortex-9プロセッサ」を搭載し、一方にフラッシュインターフェイスの管理のみを行なわせることで、高速性に加え安定性も実現したという。この管理専用プロセッサを同社は「Aragon Co-Processor」と呼んでいる。
また、Vectorでは耐久性の高さもうたわれている。同社によれば、ライト可能なデータ総容量は36.5TBで、1日あたり20GBのライトを行なった場合でも5年間使用できるという。製品の保証期間も5年間とされている。
容量のラインナップは128GB、256GB、512GBの3種類。512GBモデルは大容量の1GBキャッシュを搭載しているのも特徴だ。128GB/256GBモデルのキャッシュ容量は512MB。キャッシュにはDDR3メモリを用いている。
256GB/512GBモデルの公称性能は、シーケンシャルアクセスがリード550MB/s、ライト530MB/s、ランダムアクセス(4K/QD32)がリード100,000IOPS、ライト95,000IOPS。
128GBモデルはシーケンシャルライト、ランダムリードの性能がやや低く、順に550MB/s、400MB/s、90,000IOPS、95,000IOPSとなっている。
本体サイズは幅69.75×高さ7×奥行き99.7mm、重量は115g。消費電力はアイドル時0.9W、動作時2.25W。
□製品情報
http://www.ocztechnology.com/vector-series-sata-iii-2-5-ssd.html
http://www.ask-corp.jp/products/ocz/2-5inch-sata3-ssd/vector.html
□関連記事
【2012年11月29日】OCZ、新コントローラ採用SSD「Vector」シリーズを解説(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121129_576075.html
【2012年4月14日】OCZ Vertex4(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120414/ni_cvtx4512.htmlOCZ Vector [撮影協力:オリオスペックとTSUKUMO eX.とツクモパソコン本店II]