今週見つけた新製品

製品ジャンル:ビデオカード

Palit Microsystems GeForce GTX 780 Ti(3072MB GDDR5)(NE5X78T010FB-P2083F)

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  NVIDIAのシングルGPUの新たなハイエンドモデル「GeForce GTX 780 Ti」を搭載したビデオカード。メーカーはPalit Microsystems。

 GeForce GTX 780 Tiは、シングルGPUのGeForceシリーズにおいて、これまで最上位だったGeForce GTX TITANのさらに上のモデル。GTX TITANと同クラスの28nmプロセスのGK110コアを採用しつつ、クロックなどのスペックが強化されている。

 GTX TITANとGTX 780 Tiとを比較すると、CUDAコア数が2,688→2,880、通常のコアクロックが837MHz→875MHz、Boost時が876MHz→928MHz、メモリクロックが1,502MHz→1,750MHz(データレートは6,008MHz→7,000MHz)などと向上している。なお、今回発売されたPalitのモデルでは、コアクロックは876MHzとなっている。

 対応メモリについては、GeForce GTX 780と同じGDDR5 3GB(384bit)。ちなみに、GTX TITANでは大容量のGDDR5 6GBが正式サポートされている。

 一方、電源関連のスペックは据え置かれており、TDPはGTX TITAN/780と同じ250Wとされているほか、外部電源端子の構成も変わらず6ピン×1+8ピン×1となっている。

 また、GTX 780 Ti限定ではないが、ゲーム向けの新機能「G-SYNC」「ShadowPlay」が新たにサポートされたのも特徴。

 G-SYNCは、V-SYNC(垂直同期)の設定によって起こる「ティアリング」や画面の“カクつき”などを防止するというもの。GPUの最大パフォーマンスを発揮させるためにV-SYNCをオフにすると、前後の表示フレームが混ざり合うティアリングが発生してしまうが、G-SYNCを使用することでこうしたトラブルを解消できるという。

 ただし、機能を有効するにはG-SYNC対応ディスプレイが必要。現時点では対応製品は発売されていないが、ASUSやBenQなどが対応を表明しているほか、EIZOも「対応を検討中」としている。

 もうひとつのShadowPlayは、ゲーム中のプレイ画面を動画として記録するもので、GPU内蔵のH.264ハードウェアエンコーダを使用することで、PCへ負荷をかけずに1080/60p録画が可能という。ゲームプレイ動画をネットで配信したい人などにとって便利な機能。

 ShadowPlayは、NVIDIAが無償公開しているツール「GeForce Experience」に組み込まれており、KeplerアーキテクチャのGeForce GTX 600以降を搭載するPCであれば使用できる。

 今回発売されたPalitのモデルは、「リファレンスモデル」(ショップ)とのこと。