(2013/11/13 23:48)
- ※このページにおける価格などは、編集部が店頭表示を独自に調査したものです。
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価格(円) | ショップ | 備考 |
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国産アルミPCケースの新メーカー「汐見板金」のミドルタワーケース。受注発注品で、「納期は約10日後」(オリオスペック)とされている。
カラーはブラック(PCC-AX1-BK)とホワイト(PCC-AX1-WH)の2種類で、オリオスペックではブラックモデルが展示中だ。また、多数のオプションパーツが用意されており、同店はこれらの注文も受け付けている。
ちなみに、汐見板金はこれまでEIA規格の大型ラックや棚板などを主に製作していた会社で、PCケースを発売するのは今回が初めて。放送局で使われる操作卓やモニター棚、中継車用ラックなど特注品の設計・製作も行なっているという。
AX1は国産のアルミを採用したというATXフォームファクタのPCケース。パネルだけでなくシャーシにもアルミを用いる「フルアルミ」をうたっており、アルミにより本体を軽量化することで、パーツを組み込む際の作業負担を軽減したという。
ネジ受けの構造が普通のPCケースとは異なるのも特徴。その一つは、拡張カードスロットのネジ受けで、シャーシに穴を開けてネジ穴にするのではなく、7mm厚のパイプナットを用いることで強度を高めたという。
もう一つは、新規に設計したというマザーボードの固定金具。一般的な六角スペーサーではなく、ネジ受け自体をネジでマザーボードトレイに固定するという構造になっている。ネジ受けが動かないため、マザーを取り外す際に、ネジと一緒にスペーサーが回って外れてしまうといったことがないのがメリットだ。
このほか、ほぼ全てのネジ穴に2mm厚のステンレス板を用いた補強がなされているという。これらにより、アルミケース最大の弱点だったネジ穴の脆さを大幅に改善したとしている。
また、多数のオプションパーツが用意されているのも特徴。通気口付きの側面・上面パネルや、ケースファン増設用パネル、キャスターなどが用意されており、用途に応じたカスタマイズが行なえる。
HDDが最大5基搭載できる「3.5インチHDD垂直増設ユニット」ではストレージの大容量化が可能。ユニットを最大数の3基装着すれば、15基ものHDDが搭載できるようになる。同社は「大容量サーバー、ワークステーション用ケースとして使用できる」とアピールしている。
なお、前述のマザーボード固定金具もオプションとして用意されており、マザーの形状などに応じて増設することができる。
本体サイズは幅237×奥行き495×高さ505mm、重量は約7Kg。ドライブベイ数は5インチ×10(4基はフロントI/O部とシャドウベイで使用済み)、3.5インチシャドウ×2、2.5インチシャドウ×2。ケースファンは前面120mm×1、背面120mm×1を備える。