今週見つけた主な新製品　(2014年4月19日)

　 4コアのCeleron J1900を搭載した安価なMini-ITXマザーボード。メーカーはASRock。

　Q1900B-ITXは、Bay Trail-D版Celeronでは最上位となるクアッドコアのCeleron J1900を搭載したファンレスのMini-ITXマザーボード。

　1万円強で買える同スペックのマザーについては、GIGABYTEの「GA-J1900N-D3V」が3月に発売済みで、選択肢ができた形だ。なお、これらより高価だが、DisplayPortや追加チップによる4ポートの6Gbps SATAなどを備えたSupermicroの「X10SBA」も発売されている。

　Q1900B-ITXでは、先週登場したデュアルコアのCeleron J1800搭載モデル「D1800B-ITX」と同様に、標準でWindows 7 32bit/64bitと、1.5Vタイプのメモリへの対応が謳われているのも特徴。

　スロット数はPCIe x1×1、DDR3 SO-DIMM×2（最大16GB）。主な搭載機能・インターフェイスはHDMI、VGA、Gigabit Ethernet、3Gbps SATA（2ポート）、USB 3.0（I/Oパネル部1ポート）、USB 2.0（I/Oパネル部3ポート、ピンヘッダ2ポート）、5.1チャンネルサウンド。

　独自機構として、過電流・雷・静電気からコンポーネントを保護するという「Full Spike Protection」や、防湿性を持つという「High Density Glass Fabric PCB」も採用されている。.

　 TDP 9WのAPU「AMD E1-2100」を搭載したGIGABYTE製のMini-ITXマザーボード。

　PCIスロットを備えている点が特徴で、クーラーはファンレス仕様。主な搭載デバイスはHDMI、VGA、1000Base-T LAN、8chサウンドなど。

　 Radeon R9 260を搭載したASUS製のビデオカード。搭載メモリはGDDR5 1GB。

　 LowProfile対応のRadeon R7 250ビデオカード。メーカーは玄人志向。

　搭載メモリはGDDR5 1GBで、クーラーは1スロット占有タイプ。

　 ミニプラグ出力とマイク入力のみを備えた安価なUSBサウンドアダプタ。販売元は上海問屋。

　 SiliconPower製2.5インチSATA-SSDの新モデル。容量は480GB。

　本体の厚さは7mmで、公称リード速度は550MB/s、ライト速度は440MB/s。

　 Akasa製3.5インチベイ用カードリーダーの新モデル。販売元はアイネックス。

　USB 3.0接続カードリーダーのAK-ICR-14Aと、カードリーダー部分がUSB 2.0接続で、USB 3.0端子やeSATA端子なども備えるAK-ICR-16Aの2製品が発売されている。

　 USB 3.0、eSATA、IEEE 1394a/b接続に対応したHDD外付けスタンド。メーカーはセンチュリー。

　 クリップで固定する小型サイズのウェアラブルカメラ「Narrative Clip」のホワイトカラーモデル。

　先々週発売されたブラックカラーと基本仕様は同じで、撮影は30秒ごとに自動で実行され、約4,000枚の写真が内蔵ストレージ(8GB)に登録可能。

　内蔵バッテリーによる動作時間は約2日間。

　 国内未発売のSony製Androidタブレット「Xperia Z2 Tablet」のLTE対応モデル。発売されたのは海外直輸入品。

　Xperia Z2 Tabletは、先々週、Wi-Fiモデルの海外版が秋葉原の一部ショップで販売開始されており、今回、LTEモデルの販売も始まった格好。なお、Z2 Tabletの国内版については2014年発売予定とされている。

　今回入荷したモデルの対応LTEバンドは1/2/3/4/5/7/8/13/17/20で、LTEのほかに3G通信(W-CDMA/GSM)にも対応している。

　LTEに対応する以外はWi-Fiモデルと同じスペックで、ディスプレイサイズは10.1インチ(解像度1,920×1,200ドット)、搭載CPUはQualcomm Snapdragon 801（クアッドコア/動作クロック2.3GHz）、メモリ容量は3GB、ストレージ容量は16GB、OSはAndroid 4.4。本体サイズは幅172×高さ266×厚さ6.4mmで、厚さに関してはiPhone 5s（同58.6×123.8×7.6mm）よりも薄くなっている。重量は439g。

　このほか、IPX5/8相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能を備える点、デジタルノイズキャンセリング機能や8.1メガピクセルのリアカメラ(Exmor RS for mobile)を搭載する点なども特徴。

　 SAMSUNG製ハイエンドスマートフォン「GALAXY S5」のLTE対応モデル。製品の型番はSM-G900Fで、入荷したのは海外直輸入品。

　GALAXY S5は先週、3G対応版である「SM-G900H」が発売されており、今回LTEに対応したモデルが発売された格好。

　メーカーサイトによると、LTEの対応周波数は800/850/900/1800/1900/2100/2600とされているが、「GALAXY S5は販売地域によって対応周波数が異なるため、今回入荷したモデルの対応状況は現在確認中」(ショップ)としている。SIMロックフリーモデルとして販売されているが、通信機能に関しての保証は無いという。

　主な仕様は、ディスプレイサイズが5.1インチ(有機EL採用/解像度1,920×1,080ドット)で、搭載CPUは2.5GHz動作のクアッドコア品を採用。メモリ容量は2GBで、ストレージ容量は16GB。なお、3G対応版であるSM-G900Hは8コアタイプのCPUを搭載しており、今回のモデルとは異なるCPUが搭載されている。

　その他の特徴は、ホームボタンに指紋認証機能を搭載し、筐体は防水/防塵仕様となっている。また、心拍センサーも搭載されている。本体サイズは142×72,5×8,1mm。

　なお、GALAXY S5は国内での発売も予告されているが、具体的な発売日などは告知されていない。

　 12.2インチ/2,560×1,600ドットのAndroid 4.4タブレット「GALAXY Note PRO」のブラックモデル。入荷したのか海外直輸入品で、LTE対応版。

　基本的な仕様は4月初旬に発売されたホワイトモデルと変わりない。

　 曲面ディスプレイを搭載したSAMSUNGのリストバンド型Bluetooth 4.0+LE対応デバイス。

　この製品は、同社が2月に、スマートフォン「GALAXY S5」などと同時に発表したウェアラブルデバイスの新製品で、国内では未発売のモデル。

　フィットネス向けとされており、腕に装着することで心拍数や歩数などがモニタリングできるほか、スマートフォンからの通知の確認などもできる。壁紙や背景色、時計デザインなど、画面表示のカスタマイズも可能という。

　搭載ディスプレイは、タッチ操作に対応した1.84インチの曲面Super AMOLED（128×432ドット）。ストラップ（バンド）とほぼ同じ太さの、細長いディスプレイだが、曲面デザインにより手首に違和感なく装着できるようになっている。本体とストラップは分離が可能。また、IP67クラスの防水/防塵性能も備えるとしている。

　なお、17日時点の同社の米国Webサイトの製品情報では、搭載OSはTizenとされていたが、その後サイトの情報が変更され、OSは「Samsung Proprietary」とされている。

　本体重量は27g。センサー類は心拍センサー、加速度計、ジャイロセンサーを備える。バッテリー容量は210mAhで、持続時間は通常使用で3〜4日間、最大で4日間とされている。充電は、付属の充電ドックを本体裏面に装着し、USB経由で行なう。

　 リストバンドとして携帯できるスタイラス。販売元は上海問屋。

　カラーはブルーとブラックの2色。

　 ジッパーを活用したスマートフォン充電用ケーブルの新モデル。Lightning/microUSBコネクタに対応している。

　発売を確認したのは、簡易パッケージモデルのホワイトとブラックモデル、箱入りのブラックモデルの計3種類。

　ジッパーの位置を調整することで二股部分の長さを変更できる製品で、収納時は1本のケーブルのようにまとめることが可能。Lightning/Dockコネクタ対応タイプの製品が過去に発売されている。

　 国内未発売のSony製スマートフォン「Xperia Z2」/「Xperia E1・E1 Dual」用の液晶保護フィルム。フィルムのタイプはアンチグレア。

　 容量5,000mAhのモバイルバッテリー。カラーはホワイト、ブルー、ピンクの3色。

　 スマートフォンなどの画面をHDMI出力する機能を備えたメディアプレイヤー。メーカーは恵安。

　SDカードやUSBストレージなどに保存されたファイルを再生可能なメディアプレイヤー。LANポートを備えているが、LAN接続ストレージのファイルが再生できるのかは不明。

　スマートフォンなど(DLNA対応端末)の画面をTVなどに出力可能なアプリiMediaShare/iMediaShare Liteに対応しており、スマートフォンなどと同一ネットワーク内に接続していれば、HDMI出力アダプタとしても使用できる。

　 キー荷重80gの「Cherry緑軸」を搭載したコンパクトキーボード。メーカーはセンチュリー。

　同社のCherry軸採用/LEDバックライト搭載キーボード「BLACK PAWN」シリーズのバリーションモデルで、販売数は限定300台と告知されている。

　この製品は、「工業向けの特殊スイッチに採用例が多い」(センチュリー)というCherryブランド(ZF Electronics社製)の緑軸を採用したUSB接続コンパクトキーボード。

　緑軸は、キー荷重80gとキーボードに採用されているCherry軸では最も高荷重なスイッチで、青軸と同じようにキーを押下げた際にカチっとしたクリック感があるのが特徴。

　茶軸、赤軸、青軸、黒軸などのCherryブランドキースイッチを採用するモデルは多数発売されているが、緑軸採用品は珍しく、「超レア軸採用」(センチュリー)と希少価値もウリにされている。

　本体のキー数は67で、日本語JIS配列(かな刻印なし)仕様。輝度調整可能なLEDバックライトを備えるほか、キーの割り当てやWINキーのロック/アンロックを切替えられるディップスイッチなどを備えている。

　 ROCCATのゲーミングマウス「Kone Pure」のホワイトモデル。

　8,200dpiのレーザーセンサーを搭載するなど、スペックは他のカラーのモデルと変わりない。

　 Shuttle製スリムPC自作キットのHaswell対応モデル。

　DS81は、同社が「1.3リットルシャーシ」と呼ぶVESAマウント対応のスリム筐体を採用するLGA1150対応PC自作キット。

　2012年12月に登場したIvy Bridge対応モデル「DS61」に続く製品で、幅165×高さ43×奥行き190mmというコンパクトな筐体ながら、2.5インチベイ（6Gbps SATA接続）や2基のMini PCIeスロット（1基はmSATA専用）を備えるほか、Core i7も搭載できる。

　また、スリム筐体のPCとしては珍しくDisplayPortを2基備えており、4K出力によるデュアルディスプレイ（4K動画再生時は1画面出力）にも対応している。なお、Shuttleでは4K出力の推奨CPUとして、Intel HD Graphics 4600以上の内蔵GPUを搭載したモデルを挙げているほか、4K動画再生の場合は、メモリが16GB必要になるという。

　映像端子はこのほかにHDMIを1基装備、Display Port + HDMIによるデュアルディスプレにも対応している。

　搭載チップセットはIntel H81で、対応CPUはTDP65Wまでのモデル。メモリスロットはDDR3 SO-DIMM×2（最大16GB）。主な搭載機能・インターフェイスはDisplayPort（2ポート）、HDMI、Gigabit Ethernet（2ポート）、サウンド(前面)、USB 3.0（背面2ポート）、USB 2.0（前面4ポート、背面2ポート）、SDカードスロット。

　付属品はACアダプタ（90W）、電源コード、VESAマウンタなど。

　 観音開きのサイドパネルを備えたThermaltakeのフルタワーケース。電源は別売り。

　Urban T81はE-ATXまでのマザーボードが搭載可能なタワー型PCケース。本体サイズは高さ585×幅235×奥行き602mm。

　左側面のパネルが観音開きになっているのが特徴で、パネルの左側はマザーなどが見える窓付きタイプ、右側は前方のドライブベイを覆う目隠しタイプとなっている。パネルをロックできる物理キー「スマートロックセキュリティシステム」も搭載されている。

　カスタマイズ性が高いのも特徴。5インチベイを含む全てのドライブベイを取り外すことができるほか、各所にラジエータの設置も可能。上面と前面に最大420mm、底面に最大280mm、背面に最大140mmのラジエータが設置できるとしている。

　ドライブベイは5インチ×2（1基は3.5インチベイと共用）、3.5インチ/2.5インチシャドウ×8。付属のマウンタを用いて、内部フレームにHDD/SSDを垂直に搭載することも可能という。

　標準搭載のケースファンは上面200mm×1、前面200mm×2、背面140mm×1。底面140mmファン×2を増設することなども可能。拡張カードスロットは8基。

　CPUクーラーは高さ180mmまでのもの、ビデオカードは長さ360mmまでのものが内蔵可能で、ビデオカードについては、HDDラックを取り外すことで400mmまで対応するという。

　 80PLUS GOLD認証を取得したCORSAIRブランドのATX電源。容量は750/650/550/450Wの4種類で、内部ケーブル着脱式。

　 LG製シネスコ液晶の高解像モデル。ディスプレイサイズは34インチで、解像度は3,440×1,440ドット。

　この製品は、アスペクト比が21:9のいわゆるシネマスコープタイプのディスプレイ。

　先々週に登場した「34UM65-P」の上位モデルで、画面サイズは同じ34インチだが、解像度が3,440×1,440ドットと高精細化、さらにThunderboltインターフェイスも搭載されている。

　液晶パネルはAH-IPSタイプ。主なスペックは、画素ピッチ0.2325mm、視野角が水平/垂直178度、輝度320cd/平方メートル、コントラスト比が最大5百万:1、通常1,000:1、応答時間5ms（GTG）。

　本体サイズは幅829.9×奥行き172.9×高さ468.9mm（スタンド含む）。映像入力端子はThunderbolt×2、DisplayPort×1、HDMI×2。スタンドはチルト機能（上15度、下5度）を備える。また、VESAマウント（100×100mm）にも対応する。

　付属品はACアダプタ、電源コード、DisplayPortケーブル、HDMIケーブルなど。

　 Haswell版Celeronやタッチパネル液晶を搭載したChromebookの新製品。メーカーはAcerで、国内未発売のモデル。

　C720P-2625は、OSとしてGoogleのChrome OSを搭載したノートPC。Haswell世代のデュアルコアCPUであるCeleron 2955U（クロック1.4GHz）や、マルチタッチ対応の11.6インチアクティブマトリクス液晶ディスプレイ（1,366×768ドット）も搭載されている。

　本体サイズは高さ20.3×幅287×奥行き203.2mm、重量は1.35kg。搭載メモリはDDR3L 4GB、ストレージはSSD 16GB（6Gbps SATA接続）。バッテリ容量は3,950mAhで、最大動作時間は7.5時間とされている。

　主な搭載機能・インターフェイスはHDMI、無線LAN（IEEE 802.11a/b/g/n）、Bluetooth 4.0+HS、USB 3.0、SDカードリーダー、Webカメラ、タッチパッド。

　ちなみに、1月下旬には、Google Playの国内サイトで同社のChromebook「C720」について「近日発売」とされたことがあったが、その後は購入できない状態となっている。