SECC2ではなくSECCのPentium IIIはOEM向け
Pentium IIIといえば、基板全体をカバーで覆ってしまうPentium IIのSECCカートリッジと違い、部分的にカバーをとりつけて中の基板が見えてしまうSECC2カートリッジに全て移行しているはずだが、なぜかSECC版Pentium IIIが出現。カートリッジの側面には「500/512/100/2.0V S(中略)SL3CD」などとsSPECナンバーが書かれているが、表面にはCPUの名前がいっさい書かれていない。Pentium IIのリマーク品か?と疑いたくなるところだが、同店がIntelのツールで試したところ、しっかりPentium IIIと認識され、プロセッサシリアルナンバーも正常に検出されたそうだ。
なお、Intelの資料では、SL3CDはSECC2カートリッジで出荷されていると記されている。同店によれば「OEM用に作られたもの」らしい。謎なレア物?
□SL3CD(Intel)
http://developer.intel.com/design/pentiumiii/qit/database/SL3CD.htm
[撮影協力:ピーシーアドバンスド3丁目店]
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