スペシャル仕様のEPoX製マザーボードが展示中
EPoX自身はまだ発表していない製品だが、すでに国内代理店のマスタードシードのWeb上には製品情報が掲載されており、「Coming Soon!」とのメッセージも表示されている。サンプル品を展示しているのは、ツクモパソコン本店II、ZOA 秋葉原本店の2店(T-ZONE本店でも展示予定あり)。マザーボード上には「REV:0.0」とのリビジョン番号が記されている。
2桁の数値表示用LEDがついている以外は、一見しただけでは特に何の変哲もないマザーボードだが、サンプル品と一緒に展示されている製品資料には、パワーユーザーを刺激するような内容がいろいろと書かれている。まず、6本用意されているPCIスロットは全てマスターで動作し、FSBの設定はBIOSから1MHz単位で変更可能(ただし有効範囲は書かれていない)、VCoreは2.0V~2.5Vまで7通りの設定が可能、VI/Oは3.4V~3.75Vまで0.05V単位で8通りの設定が可能、障害時に原因コードを表示するデバックカードがオンボードになっている…などなど。
ある一定範囲のFSBを1MHz単位で設定できるというマザーボードは、VIAのチップセットを搭載した製品では存在しているが、440BX搭載の製品ではこれが初めて。また、VCoreとVI/Oが可変のマザーボードというのもすでに数種類の製品が実現してはいるものの、ここまで細かく設定できる製品というのは珍しい。こうした仕様は、明らかにクロックアップ用のものだが、デバックカードはそういう使い方をする場合に、ありがちなトラブルを簡単に解決するツールとして付けられているらしい。いろいろと設定を変えて動かしてみては、うまく動作しないときにビデオのエラーなのか、メモリのエラーなのか、IDEインターフェイス系のエラーなのか、すぐに2桁のデジタルLED表示で見分けることができる、というわけ。
予価等の表示は特になかったが、入荷時期はかなり近いとのこと。興味のある人は、サンプル品を展示しているショップに直接足を運んで詳しくチェックしてみてはいかが。
□EP-BX6(マスタードシード)
http://www.mustardseed.co.jp/bx6.htm
[撮影協力:ZOA 秋葉原本店とツクモパソコン本店II]
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