プレクスターから8倍速のATAPI接続CD-Rドライブ登場
この製品は、8倍速のCD-R書きこみ、4倍速のCD-RW書き換え、32倍速のCD-ROM読み込みに対応したCD-R/CD-RW兼用ドライブで、もちろん単にドライブ性能として見ればトップクラスのハイエンドモデル。こうしたハイエンドモデルでは、これまで例外なくインターフェイスはSCSIだったが、この製品はATAPI接続になっている。8倍速という高速書きこみの製品でのATAPI接続モデルはこれが初めてで、プレクスターからATAPI接続のCD-Rドライブが出るというのも初めて。最近ではCPUの性能も向上し、Ultra ATAの普及などATAPI接続でも十分安定した書き込みができる環境が整い、低価格化のニーズにも対応しなければならないという背景もあって産まれてきた製品のようだ。
プレクスターというと、CD-ROMドライブも含め、安定性重視の設計からインターフェイスはSCSIにこだわり、最近ではUltraWideSCSI対応のCD-ROMドライブまで出すという一際SCSI色のイメージが濃いメーカー。まさに「PX-W8432TI/CR」は同社の対極のイメージにある製品というわけだが、リテールパッケージのデザインも以前と違って随分と派手なものになり、キャラクターを配したカラフルな内容になっている。「クリスマス特別バージョンなのかと思った」とは、この新リテールパッケージを見た、あるハイエンド志向のショップ店長の弁。
強力なリッパーソフトを含むツール類「Plextor Manager2000」が同梱されているほか、Easy CD Creator、Direct CDが付属して、実売価格は34,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。CPUはMMX Pentium 200MHz以上が指定されている。
SCSIカード1枚の値段で高速なCPUが買え、IDE HDDのハイパフォーマンス化が目覚しい今時のご時世では、CD-RもSCSIからATAPI(IDE)へ急速に移行するのも自然な道理には違いない。
□PX-W8432T(プレクスター)
http://www.plextor.co.jp/rom/pxw8432-01.html
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