SUPERMICROとGIGABYTEからi820搭載マザーボード登場
「GA-6CX」の一番の特徴は、なんといってもRIMMスロットが2本であること。この2本という構成は、i820の発表遅延騒動の末にもともとの3本からIntelが最終的に変更した最終的な推奨仕様。i820正式発表から1ヶ月が経過して、ようやくIntel推奨仕様に沿った製品が出たことになる。これまでに発売されたRIMMスロットをサポートするi820チップセット搭載マザーボードは、全てRIMMスロットは3本だった(RIMMスロット3本でも、マザーボードメーカーが保証するぶんには製品としての問題はない)。製品にはIntel CC820と同様にAGPビデオカード用のリテンションキットも付属し、さらにC-RIMMが1枚付属する。また、GIGABYTE得意のDual BIOS対応になっている点と、Aureal AU8810サウンドチップがオンボードになっている点も特徴の一つ。Intelの推奨仕様に沿ったRIMMスロット2本の製品を探しているという人ならば、今はこの製品しかない。
一方の「PIIISCD」はRIMMをサポートせず、MTHをオンボートにしてDIMMスロットのみを搭載した製品。Intel CC820と同じくDIMMスロットは2本、PCIスロットは5本備える。RIMMが高値の現状では、実質的に一般のユーザーとしては既存のSDRAM DIMMが使える製品でなければ手が出せず、その意味ではIntel CC820に続いて第2の個人向けi820チップセット搭載マザーボードの登場とも言える。
i820チップセット搭載マザーボードは、ゆっくりとしながら種類を増やしつつある。
□PIIISCD(SUPERMICRO)
http://www.supermicro.com/PRODUCT/MotherBoards/820/PIIISCD.htm
□GA-6CX(日本ギガバイト)
http://www.gigabyte.co.jp/japan-web/products/ga6cx.htm
[撮影協力:コムサテライト1号店とPCiN秋葉原とAZ’TEC]
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