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今考える光学メディアの役割と、「買うならパイオニア上位ドライブ」なワケ

光学ドライブといえばパイオニアである。PC自作ユーザーが光学ドライブを購入しようと思ったのなら、必ず選択肢に上がるほどの高品質な製品を市場に送り続けてきた結果、もはや他社では追随できないところまで来てしまった感がある。老舗ならではの卓越した記録品質を実現するハードとソフト。記録メディアを知りつくしたからこそできる最適化。音楽や映画好きのツボを突いてくる機能など、そのこだわりにはすさまじいものが感じられる。

そんなパイオニアの最新BDドライブだが、そもそも今この時代に光学ドライブを使う意義とはどこにあり、そして実際に光学ドライブを選ぶ際にはどんな点に注目すべきなのか。パイオニアBDドライブの上位下位モデルを見比べつつ考えてみよう。

パイオニアの最新内蔵型ドライブは3モデル。何が違うのか?

光学ドライブに必要なものとは?

正直なところ、現在のPC業界において、光学ドライブの利用率は低下しつつある。HDDの大容量化やSSDの低価格化、そして、ソフトウェアや音楽のダウンロード配信など、光学ドライブの活躍の場が狭まっているからだ。しかしちょっと待ってほしい。こんな時代だからこそ高品質な光学ドライブが必要なのではないのだろうか。

HDDは確かに大容量化して価格も安くなっている。数TBのHDDが1万円以下で購入可能で大容量のデータを大量に保存しても、なかなかHDDは一杯になることがない。SSDも大容量化、低価格化が進みつつある。しかしながら、HDDもSSDも常にクラッシュの危険性と隣り合わせなので、「バックアップの重要性」は今も昔も変わりない

そんな現状で改めてBlu-ray Discに注目すると、バックアップメディアとしての利点がいくつか見えてくる。一つはもちろん容量。現在、Blu-rayの片面1層のBD-Rの記憶容量は25GB。2層で50GBだ。そして、BDXLへの対応により、3層で100GB、4層で128GBの容量を達成した。100GB超の大容量を実現したBDXLなら、大容量の動画データも1枚のメディアに余裕で収めることができるし、128GB〜256GB程度のSSDを搭載したPCのフルバックアップも可能だ。

2つ目は保存性。ちゃんとしたメディアにちゃんとしたドライブで記録し、正しく保管したBD-Rは数十年から百年というスパンでの保存が可能だと言われている。CD-R、DVD-R、BD-Rと移り変わるうちにメディア規格としての信頼性も上がっているのだ。また、HDD等の機械とは違い故障という概念はなく、水濡れなどにも強い。

なるほど、バックアップはクラウドを利用すればよいという声もあるかもしれない。確かに、クラウドストレージはバックアップの手段としては一つの選択肢として考えられる。しかし、手元にバックアップを置いておける安心感には代え難いし、データの履歴を都度残すという意味でも、意識してバックアップを取るという行為は重要だ。そもそもクラウドは普段使いのホットストレージであって、「間違ってクラウドのファイルを消す/変更」してしまうと取り返しのつかないことになるが、光学ディスクへのバックアップはその心配はない。

もちろん、バックアップ用途以外でも光学ドライブの存在意義はある。現状でも高品質な音楽や動画は光学メディアによって提供されており、それらを鑑賞するのに光学ドライブの出番はしばらくは無くならないはずだ。

一つ言えるのは、バックアップに使うにしろメディアを楽しむにしろ、最も重要なのは「ドライブの読み込み/記録品質」であるということだ。それこそが、パイオニアの光学ドライブをお勧めする理由であり、かつ、「できれば上位モデルを買ったほうが安心」な理由でもある。

パイオニアドライブじゃなきゃダメかも〜! な理由

では、パイオニアの光学ドライブの読み込み/記録品質へのこだわりは、どのような取り組みとなっているのか。代表的なところを紹介してみよう。

ハードウェア品質を追求しまくり!

パイオニアの光学ドライブは光学ピックアップをはじめとした内部パーツの多くを自社で設計しており、ゆえにパイオニアドライブにしか搭載されていないようなカスタムパーツも多い。

外装や内部にはディスクの回転を安定させるための空力設計が盛り込まれている。具体的には、メディアが回転する際に生み出された空気の流れを制御し、空力でメディアを上から押さえつけ、回転を安定させる構造になっているのだ。さらに空気循環で筐体内部の温度を下げる上、風切り音を低減し静音化にもつながる、まさに一石三鳥の仕組みだ。

ドライブ内部は高精度な機械部品のかたまり。内部の空力改善のために基盤面積を減らすなどの努力も

外装のハニカム構造は筐体の剛性を上げている

ディスクトレイ形状も空力設計を盛り込んだ独自設計だ

ディスクを固定するためのクランパーも高速回転対応のものが使われ、高速読み込み/記録時の安定性が向上している

内部に詰められたスポンジは静音性と防塵性を高める

独自のソフトウェア機能を盛り込みまくり!

次にソフト面でも、他にはない独自の機能が多数盛り込まれている。その代表格が、パイオニアドライブに代々受け継がれる音楽CD読み込み機能「Pure Read」だろう。

オーディオCDのリッピングで問題になるのが、意図しないデータ補間だ。光学メディアは付着した傷やホコリによりドライブ側で読み取りづらい場合が多々ある。通常のドライブの場合、読み取ることのできなかった部分は勝手にデータが補間されることで、実際にCDに記録されていたはずの音楽とは違ったデータになってしまうのだ。「Pure Read」は、そうした補間を極力抑える機能だ。読み取りエラーが起きた場合に、その部分を様々なアルゴリズムで繰り返し読み取り、従来の音を忠実に再現する(パイオニアはこれを原音再生と呼んでいる)。

また、パイオニアの光学ドライブにはおなじみのBDユーティリティ、パイオニアBDドライブユーティリティが付属する。このユーティリティでは、PureReadのモードの切り換えのほか、静音機能のコントロールなどを行なうことができる。パイオニアが長年培ってきた独自の機能が詰まっているわけだ。

「最新」を追求しすぎ!!

パイオニアのドライブは最新規格への対応も早い。これまでも様々な光ディスク規格で「一番乗り」を果たしてきたが、今世代では「Ultra HD Blu-ray(UHD BD)」の対応に一番乗りしている。UHD BDとは、Blu-ray Discの映像解像度である1,920×1,080ドットよりもさらに高精細な、4K解像度である3,840×2,160ドットに対応した映像ディスク規格だ。また、高画質技術のHDRにも対応。ピーク輝度が拡張されており、ダイナミックレンジが広い映像が楽しめる。

PC環境でUHD BDを楽しむには、現状、パイオニアドライブを使う以外の選択肢はない。ただし、PCやディスプレイ側にも最新の環境が必要となるので、事前にチェックツールを用いて自身の環境が対応しているか確認しておきたい。

PC向けにUHD BDに対応するのはパイオニアだけだ

で、上位モデルはなにが違うの?

なぜパイオニアのドライブを選ぶべきかを説明してきたが、ではパイオニアのドライブの中で、できれば上位モデルを選んだほうがいい理由はどこにあるのか。下位と上位の価格差は場合によっては倍以上。そこにはどのような価値が横たわっているのか。

実のところ、通常どおり読み書きを行なうだけの用途なら、下位モデルのBDR-211JBKでも十分な実力を持っている。原音を忠実に再生するPure Read、UHD BDへの対応、豊富なバンドルソフトやメディアに合わせた記録など、上記で紹介した基本的な機能はすべて備えているからだ。

しかし、上位モデルには並々ならぬこだわりがさらに詰まっている。

最上位モデルの「BDR-S11J-X」(左)と下位モデルの「BDR-S11J-BK」

上位モデルは「メディアを選ばない」!

パイオニアは市場に出回っている光学メディアのほとんどをテストし、その品質をデータベース化している。データベースはBDR-S11J-XやBDR-S11J-BKでのメディアの書き込みの際に参照され、それぞれのメディアに最適な書き込みパラメーターを自動で設定する。また、データベースにないメディアであっても、メディアの性質を予測し最適な品質で記録することができる。安価で品質のあまり高くないメディアでも、可能な限り高品質に記録できるわけだ。これは、下位モデルのBDR-211JBKでは対応しない。

「メディアへの書き込み品質」を重視するのなら、上位モデルが最適だ。

上位モデルの常軌を逸した「ハードウェア性能追求」

BDR-S11J-XやBDR-S11J-BKは、下位モデルのBDR-211JBKと見た目に大きな違いがある。とりわけ、前面のベゼルだ。塗装による高級感の違いもあるが、しかし、上位モデルでは静音と防塵の機能も兼ね備えており、内部へのチリやホコリの侵入を防ぐ役割を担っている。

ベゼルはデザインが大きく異なるだけでなく、上位モデルは静音・防塵のため密閉性が高くなっている

また、前述の通り筐体内部の作りは空力をコントロールする仕組みになっているが、上位モデルであるBDR-S11J-XやBDR-S11J-BKでは、不要な空気の流入を防ぐための防塵・静音シールや音響対策パッドが随所に使用されており、徹底した静音と防塵対策と音質の確保がされている。

上位モデルは筐体に極力無用な隙間ができないよう、随所がシーリングされている

さらに、最上位のBDR-S11J-Xでは、ボディ全体に振動やノイズの低減を目的とした特殊な塗料が使われており、ドライブの動作の安定性を高めている。また、筐体の内部まで光の乱反射の防止や放熱効果を高めるための黒色塗料が塗られているという入念さだ。

BDR-S11J-X(左)は振動やノイズ低減効果を発揮する黒塗装仕上げの筐体。シャーシやディスクトレイの振動は高回転域(8000rpm以上)でBDR-S11J-BKに比べ5~20%低減するという

内部にまで黒い塗装

静音、振動防止、放熱、防塵、乱反射防止など、さまざまな工夫が施されたパイオニアの光学ドライブ。これらの工夫を重ねることで安定した高品質な読み出しや書き込みを実現している。

読み込み/書き込み品質のさらなる向上を狙いたいなら、上位モデルを検討すべきだ。また、映像/音楽鑑賞用のPCを組みたいなら、静音性が高くノイズにも強い上位モデルを選ばない理由はない。

ソフトウェア面もさらに充実

ソフト面でも、上位モデルでは全体的に利用できる機能や設定が増えている。

前述のPure Read機能だが、下位モデルの「BDR-211JBK」など普及価格帯のモデルには「Pure Read3+」、上位モデルの「BDR-S11J-X」や「BDR-S11J-BK」には「Pure Read4+」が採用されている。最新となるPure Read4+は、読み取りアルゴリズムに抜本的改良が加えられ、またリッピングだけでなくリアルタイム再生時にも機能が使用できるようになっている。

Pure Read 3

Pure Read 4

他にも、利用シーンに応じて回転速度を制御する「アドバンスド静音ファームウェア」、ディスクやドライブ自体の状況を表示する「ディスクステイタス」「ドライブステイタス」機能、ローディング動作などを静音化する「ビデオ&オーディオモード」など、上位モデルでは様々な機能が利用できる。

最上位モデルの「BDR-S11J-X」のみに搭載されたユニークな機能としては、CD-DA(CDオーディオ)ディスク品質チェック機能があり、オーディオCDの再生品質のチェックができるようになっている。この機能を使えば、ディスクのどの辺りで読み出しエラーが発生し、再読み出しが行なわれたか、視覚的に分かるようになっている。また、読み取りエラーが多発するようであれば、Pure Readで読み取りが可能なうちにコピーを作成することを促す。多少のエラーであればReal Time Pure Read機能をONにすることで原音再生可能であるなど、アドバイスまでしてくれる。

CD-DA(CDオーディオ)ディスク品質チェック機能

やっぱり買うならパイオニア。上位モデルには付加価値がある

見てきたように、ただでさえ高品質なパイオニアドライブだが、上位の製品には、執念とも言えるようなパイオニアの技術とこだわりが込められている。

大容量HDDの低価格化で光学ドライブの価値が下がる一方、光学ドライブ独自の強みはあるし、ニーズも根強い。特に、オーディオCDを愛してやまないマニアの間では高品質なドライブを使いたいという思いが常にある。

光学ドライブはよい意味で枯れた技術とも言えるが、パイオニアはそれにあぐらをかかない姿勢で研さんに努めてきた。陳腐化しない性能と高い耐久性。UHD BDへの対応など、パイオニアの光学ドライブは、上位下位にかかわらず共通の高い品質を兼ね備えている。とくに上位モデルは、多くのユーザーのニーズを取り込んだこだわりが見られ、パイオニアの魂が詰まった製品だ。価格はそれなりになってしまうが、この記事を読んで気になったのならぜひ上位モデルの購入も検討してみてほしい。

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