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2006年09月10日
秋葉原で自民党総裁選演説、麻生氏がアニメなど語る
ニュースなどですでにご存知の方も多いと思うが、9日(土)の16:00からJR秋葉原駅前で自民党総裁選の候補者街頭演説会が行われ、大勢の人を集めた。1年前に同じ場所で行われた小泉首相の演説で周囲を埋め尽くすほど人が集まったことがあったが、このときに匹敵するほど。
演説を行ったのは、もちろん立候補した安倍晋三氏・谷垣禎一氏・麻生太郎氏。演説では安倍晋三氏と谷垣禎一氏は以前から訴える持論をほぼそのまま展開したが、マンガやアニメに詳しい麻生太郎氏は秋葉原という土地柄も意識したのか、アニメなどサブカルチャーをテーマにしたオリジナリティある演説を披露した。
世界中では今3つのJが世界を席巻しているといい、それは「J-POP」「J-Fashion」「Japanimation」だ、と。つまり日本の音楽とファッションとアニメーションが今や世界を席巻し、とても大きな影響を与えており、それはとても誇りに思うべきだと主張。日本はハードが強くてソフトが弱いと言われるが、それは間違いだ、とも。
とくにアニメーションに関しては、サッカーW杯のイタリア代表として出場したトッティがキャプテン翼を見てサッカーを始めたという話、自衛隊の中東支援では車にアニメキャラクターのステッカーを貼った効果で現地の人に親しまれて攻撃されなかったこと、ディズニーのアニメよりドラえもんの方が今や世界中の子供達に影響を与えている、などといったことを延々と語り、周囲もかなり新鮮なイメージで聞いていたようだ。
一般的には安倍氏が圧倒的な人気だということになっているが、強面でマンガ・アニメ好きという独特なキャラクターもあって、ネット上では麻生氏の人気も高い。今回の演説でも、政治に無関心な秋葉原のオタク達を振り向かせることに成功した可能性がありそうだ。
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