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2007年03月20日
PCパーツと為替レートの微妙な関係 ~ユーロ編~
さて、この前の「CPU編」の主役はドル円為替レートでしたが、今回の主役はユーロ円。
ドル円レートが絡む製品は大変多く、影響の大きさを感じることも度々ですが、ユーロとなるとピンと来ないのは私だけではないはず。
メモリもHDDもドル円レートに影響されると言われているし、CPUもまた然り(*1)。マザーボードやビデオカードも一般的にはドル円の影響が強いと考えられています。
「じゃあ、やっぱりユーロって関係ないんだ~」と思いたいところですが、実はさにあらず。やっぱり「ユーロもの」ってのもちょぼちょぼあります。代表的なところでは水冷メーカーのinnovatek、Alphacool、apua computer、キーボードメーカーのCHERRYなどが欧州圏。………そう、製造技術の向上で価格がどんどん下がる半導体やHDDに関わるパーツメーカーはあまりなく、あまり価格が下がらなそうな「枯れた」パーツのメーカーばかりです。
*1 AMDのCPU工場はドイツにあるので、確実にユーロの影響がある筈ですが、何故か「ユーロ高で……」みたいな話は聞きません。単に「円安」という言葉で済まされている可能性もありますが。 |
ドル円はこの間、101~133円を行ったりきたりで30%ほどの上下があるものの、多くの期間は105円~126円で、これだと変動率は約20%。しかも現在は117円前後とほぼ中間点です。
前記のキーボードや水冷パーツを扱うショップは為替レートでなかなか苦労しているようですが、ひとまずは「業界がドル中心で良かった」と思うべきなのかもしれません………。