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2007年04月27日
「おでんカレー」のお味は…妹よがんばれ?
ドジッ子の妹が作ったというラーメン缶に続く秋葉原名物の大型新人「おでんカレー」の気になる中身を早速チェックしてみた。社内の人間を実験台に…じゃなくてレビューアーとして参加してもらった。さて、その評価やいかに。
おでんカレーを温めて白飯にかけた段階で、まず反応あり。「えーっ本当にちくわ入ってるよ」「この黒いの何?昆布じゃん…」など、早くも見た目でノックアウト状態。そして実際に食べた人間の反応は、「カレーって万能じゃないんですね…」「おでんとカレーが混じった微妙な後味が…」などなど、なんとも微妙。少なくとも「これはうまい!」と言った人は、残念ながらなし。おでんもカレーも単独ではおいしいはずなのだが、見事にバッティングしてしまっているようだ。
このレトルトカレーはドジッ子の妹が兄のために作ったという設定の商品で、萌え系少女キャラがパッケージの正面に描かれている。しかし、実は設定されているストーリーはもう少し複雑だ。正確には、妹の作ったカレーが「???な味」だったため、居候のネコ型ロボットが「機転をきかせて昨日のおでんの残りを投入した」という設定で、実はおでんとカレーという組み合わせ自体はネコ型ロボットの仕業ということになっている。それにしても、食品販売の会社が自らの商品に「???な味」で「覚悟を決めて召し上がれ」とまでパッケージに書いているのはなかなか凄い。
兄のために一生懸命作ったカレーが「???な味」だったので妹のためにネコ型ロボットがアシスト、それを兄に差し出す、というところまでが、この商品が提供するストーリー。食べた兄が「お、おいしいね」と妹のために無理を言う…なんてストーリーが展開されるのかどうかは食べた人次第。これは消費者参加型の新しい妄想ストーリー商品なのかもしれない。
少なくとも、これだけ語れる要素があれば観光地・秋葉原の土産品としては合格だろう。
ちなみにおでんカレーの価格は500円。白飯はコンビニで200円で買ったので、これを食べるのにかかった費用は合計700円。思わず、ドジッ子妹に家計のことを教えてあげたくなってしまうところだ。
大藤
http://www.omiyage-daito.com/
□新アキバ名物?「おでんカレー」がラオックスで発売中です
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/blog/archives/2007/04/post_154.html