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2007年05月13日
ぷらっとホーム復活?の告知に驚喜する世代
ドスパラ アキバ店の前に「ミツワビルにあのぷらっとホームが帰ってきた?!」と題したPOPが出ている。PC歴の長い人にとっては思わず大喜びしそうなタイトルだが…。 |
ぷらっとホームと言えば、秋葉原が電脳街とよばれる初期からあった長い歴史のあるPCショップ。「本多のオヤジ」と呼ばれた個性的な社長の存在でも知られ、PC業界の経営クラスの有名人もこの店の常連から育っていったと言う人も多い。
LAOX THE COMPUTER館隣のミツワビルで長いこと営業していたが、本社が7年前に上場してから法人向けビジネスに特化し、1年半前にショップは閉店。そのフロアは代わってメイド喫茶が入り、電脳街から萌える趣都へと変貌する象徴とさえ言われた。
そのぷらっとホームが帰ってきた…とPOPは言っているが、その実はぷらっとホームと沖電気が共同開発した小型キーボード「Mini Keyboard III-R」を9,980円で売るというPOP。このキーボードは数年前に一時絶大な人気を誇った製品で、スティックポインタとホイールを内蔵し、キー配置にもこだわった設計でマニアにずいぶんと支持された。
それでも、POPの上部にはぷらっとホームへの尊敬の念をこめてか、
「ぷらっとホーム」。昔から秋葉原、そしてここミツワビルに通っていた皆様方なら覚えていらっしゃるのではないでしょうか。(中略)今でも「ここの上ってぷらっとホームさんだったよね?どこかに移転したの?と良く聞かれます。(中略)閉店の話を聞いたときは、本当にショックでした。あのときから、1年半もの月日が流れたのですね。」
という長い前文が用意され、その下にはさらに小さな字で長文のメッセージも。
今やメイド喫茶やメイドリフレクソロジーなどが主なテナントとなり、ミツワビルは“萌えビル”として認知されつつあるが、以前はこのビルが電脳街・秋葉原としてPCオタクのひとつの中心だったのだ。
今やミツワビルのPCショップとしては最後の砦となっているのが、このPOPを出しているドスパラ アキバ店。ぷらっとホームの時代を少しだけ知っている人間としては、このまま今の店舗を維持し、PC勢力の象徴として頑張っていただきたい、と切に願うのであります。