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2009年03月04日

円安進行中、PCパーツへの影響は?
投稿者: Kotaro 22:16 カテゴリー:コラム/読み物



 現在、ものすごい勢いで進行中の円安。

 2月の頭には1ドル=90円前後だったものが、いまや1ドル=99円。100円近い水準です。

 「そもそも1ドル=100円っていうのは、“円高”って言われてたよね?」という話はあるものの、率にしたら1割以上も変わっているわけで、やっぱり相対的には「円安」で。

 輸入品がほとんどのPCパーツなだけに、それによる価格変動も気になるところ。

 というわけで、これまでの経験をもとに、今後の価格変動を考えてみました。


 まず、「為替の影響を受ける」と言って一番に思いつくのがDIMMなどのメモリ類。在庫の回転が速いためか、為替の動きに敏感で、早い時は翌週、遅くとも2週間ぐらいには上下ともに反映される傾向があります。

 一方、意外に為替と連動しないのがHDDCPU。特にCPUは短期的にはほとんど連動せず、長期的な動きの中で為替の動きを織り込んでいく、というのがこれまでのパターンです。

 一方のHDDは過去に「円高還元セール」の対象となることが多いなど、短期的に連動することもありますが、そうでもないことも多く、「場合によるみたい」というのが正直な感覚。ちなみに今回は「仕入れ値の上昇が大きい」(ショップ)そうで、どうも値上がりがありそうな気配です。

 また、ビデオカードやマザーボードなどは一般的に連動率が低い傾向。為替の上下にかかわらず、発売済みモデルの価格はそれほど変わらなかったりします。

 なお、CPUやビデオカードなど「為替連動率が低い」製品も、為替の変動が長期化するとゆっくり値上がり/値下がりしていくというのがこれまでのパターン。代理店在庫がなくなるなど、事に応じて値上がり/値下がりしていく、という例が多い模様です。

 そうそう、影響を受けるといえば、ショップが取り寄せる直輸入品なんてのもありました。これはもちろん、「その時の為替レート」でショップが取引してるので、安い方も高い方も、まさにタイミング次第、といったところです。


 いずれも経験則だし、今回の円安も同じパターンになるかは不明、さらに言えば一転円高なんて可能性さえありそうですが、ひとまずの参考にしていただければいいかなと。

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