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2009年04月02日

安くて小さいiPod/iPhoneをボイスレコーダー化する指先サイズの豆マイク
投稿者: fumi-i 22:05 カテゴリー:コラム/読み物


カプセルボイス

 iPodやiPhoneをボイスレコーダーに変身させる超小型のマイクがプロテック(PROTEK)から発売になった。ステレオジャックに刺すだけという指先サイズの“豆マイク”で、普段はストラップ付きキャップと併せてキーホルダーなどにつけて持ち歩ける。

 これがiPhoneにも対応していて、ちょうど数日前にiPhone標準のマイクで会議を録音しようとして失敗した私には「もっと早く出ていれば…」と思わせるアイテムなのだった(笑)。

カプセルボイスカプセルボイス

 iPodというと音楽を聴くための再生デバイスという印象が強いが、実は新しいタイプのiPodは対応マイクがつくと「ボイスメモ」機能が自動的に働き、メニューから簡単にマイクで拾った音を録音できる。これもその対応マイクで、ソフトのインストールなどは必要なく、マイクを刺してiPodのメニューから機能を呼び出すだけですぐに利用できる。iPodのボイスメモ機能では、録音中にボタンを押してチャプターを打ったり、iTunesを使ってPCへデータ転送するのも簡単にできるため、iPodのユーザーならたまにしか使わない録音作業のためにボイスレコーダー単体を購入して持ち歩くより、この“豆マイク”をどこかにぶらさげて、いざというときだけ取り出して使うほうが効率的だ。

 ストラップ付きキャップをつけているとカプセル状に見えるためか、製品名は「カプセルボイス」。値段も1,980円と安いので、気軽に遊び感覚で使えるだろう。対応機種はiPod nano 4G、iPod touch 2G、iPod classic 120B、iPhone 3G。

カプセルボイスカプセルボイス

 iPhoneの場合は電話だから、はじめからマイクもついているし、マイク付きヘッドホンもあるからいらないかと思いきや、実はそれだと本当の意味で自分の声によるボイスメモにしか使えない。電話用のマイクは周囲の雑音を拾わないよう近くの音だけ拾うため、ちょっと離れた場所の音や声はほとんど記録されないからだ。

 何を隠そう、iPhoneを最近使い始めた私は、数日前にものは試しにと会議の直前に録音アプリを急遽ダウンロードし、素のiPhoneをボイスレコーダー化して使ったところ、まんまと自分の周囲の音しか入っておらず、さっぱり内容がわからないという大失敗をしたばかり。あーこれがもっと早く出ていればなぁ…とため息(笑)。自分のiPhoneで試したところ、ばっちり自分から離れている人の声も入るし、明らかに感度が良くなっているのがわかった。ただしiPhoneの場合、録音データのPCへのデータ転送方法や録音形式は使用するアプリの仕様によって決まるので、使うアプリはよく吟味したほうがいい。

カプセルボイス カプセルボイス

 カプセルボイスはカラーがiPodに合わせた白とiPhoneに合わせた黒の2色。本体左上にステレオジャックがあるiPhoneにつけてみると、なんだか昔ながらのケータイのアンテナがちょこんと出たかのようにも見えて、なんかちょっとかわいい(笑)。

 同社は、ACコンセントから充電用にUSB 4ポートの出力があるアダプタを1,480円で25日(土)から発売する予定もあるとのこと。この手の製品は今のところUSBが1ポートか2ポートのものばかりで4ポートは珍しい。USBコネクタで充電するモバイル機器をたくさん持っている人にとっては要注目だ。

カプセルボイスカプセルボイス

□iPodボイスメモ用マイク カプセルボイス(プロテック)
http://www.protek.co.jp/peripheral/pcv.html
□iPod: ボイスメモを録音する方法(アップルジャパン)
http://support.apple.com/kb/HT2396?viewlocale=ja_JP

 
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