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2009年10月13日
「鬼ごっこレーダー」使った秋葉原リアル鬼ごっこ開催さる
セカイカメラに続いて、またiPhoneアプリを使ったAR(拡張現実)の実験的イベントが秋葉原で12日(月)に行われた。今度は「鬼ごっこレーダー」を使った秋葉原でのリアル鬼ごっこ。
「鬼ごっこレーダー」とはその名の通り、鬼ごっこ参加者の位置情報をマップに展開し、レーダー機能で場所を探索したりチャットで会話しながら街単位の広域鬼ごっこができるという最新のiPhone用アプリ。このアプリが公開されると、すぐにTwitter上でこのアプリを使って秋葉原で鬼ごっこをやってみようという提案が出され、当日はほぼ全員が初対面というメンバーが集合、14時から3時間にわたってゲーム(3ゲーム)が展開された。
しかしいきなりトラブルが発生。アプリの中でグループ「アキバで鬼ごっこ」を作成し、全員がそこにログインすると、マップで自分の位置情報は見えるものの、「座標取得失敗 現在位置の取得に失敗しました。10秒後にもう一度取得します」というエラーダイアログが頻出、OKボタンで消してもすぐに出てほかの操作がほとんどできない状態に。システム側からエラーはサーバーが高負荷になったためで復旧の目処が立たないとのアナウンスがあり、「はやくも企画倒れか?」の声も出たが、そのまま強行開催された。
逃亡できるエリアを決定した後、5分遅れで鬼が捜索を開始。鬼が両腕に青いテープを巻いた逃亡者を発見し、通報機能で逃亡者の写真をとって通報すると捕獲メッセージが出るはずだったが、エラー頻発のためにほとんどこの機能は使われず。たまに操作可能になるチャット機能とレーダー機能を主に使って、なんとかそれらしい“最新型鬼ごっこ”の展開に。勝手知ったる秋葉原を縦横無尽に逃げ回り追いかけ回し、1時間1ゲーム3本の長丁場にになったが、参加者は一様に楽しんだようだ。 人混みの秋葉原をiPhone片手にレーダー見ながら鬼ごっこ。しかもTwitter内で参加を呼びかけ翌日に初対面のメンバーが集合して即実施というのだから、バーチャルとリアルが融合した最新のお遊びとして、ある意味歴史的な出来事だったと言えそう。
なお、システム側から「サーバーは16日(金)を目処に増強」するとのアナウンスがあり、24日(土)には新宿御苑でアプリ開発会社主催による公式な「第1回iPhoneで鬼ごっこ大会」も開催される。うまくいけばこちらで機能をフル活用しての最新型鬼ごっこが体験できそうだ。
このレーダー機能はもちろん、鬼ごっこでなくとも使えるので、秋葉原で複数メンバーがばらばらになって買い物して位置確認するのに使ったり、コミケなどのイベント会場で今仲間がどこにいるかを確認するなどの方法にも使える。いろいろ活用方法もこれからユーザーによって開発されるに違いない。
セカイカメラといい鬼ごっこレーダーといい、秋葉原は世界にもまれに見るAR(拡張現実)の実験場と化している。
□第一回秋葉原AR(拡張現実)鬼ごっこ開催レポート(Keep Crazy;shi3zの日記)
http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20091012/1255350451
□第1回iPhoneで鬼ごっこ大会(みんなで遊ぼうぜ!)
http://m-asobou.com/event/info/2.html
□iphone鬼ごっこ(さまざまなめりっと別館)
http://maname.vs.land.to/oni.html
□セカイカメラが公開されて秋葉原で歴史的事件発生?(AKIBA PC Hotline! Junk Blog)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/blog/archives/2009/09/sekaicamera.html