ボクたちが愛した、想い出のレトロゲームたち

モンスターヒット作があらゆる面でパワーアップして帰ってきた!「ザナドゥ シナリオII」

パッケージは前作(シナリオI)よりも大きくなり、紙ケースの中にビニールパッケージが収納されていました。紙のパッケージには窓が開けられ、そこからビニールケースに描かれたタイトルが顔を覗かせるようになっています

 当時の懐かしい広告とゲーム画面で、国産PCの歴史とノスタルジーに浸れる連載コーナー。今回は、あの大ヒット作「ザナドゥ」の続編シナリオ「ザナドゥ シナリオII」をピックアップします。

 1985年に日本ファルコムより発売された作品「ザナドゥ」は、パソコンゲームとしては空前絶後となる40万本というヒットを記録します。そして、その翌年にアナザーシナリオという立ち位置で発売されたのが「ザナドゥ シナリオII」です。

前作からさらにパワーアップしたことが広告などでは打ち出されていました。しかし、シナリオIしか発売されなかった機種も……

 前作シナリオIを所持していなければ遊べないという仕様でしたが、各ステージごとに名曲揃いのBGMが用意され、またマップやモンスターも全面的に変更されたため、シナリオIと同じく楽しめました。他にも逆さつららや滑り台といった新たなギミック、飲んでもカルマの下がらないブラックポーション、最終ステージへの到達方法など新たな謎も数多く設定され、やりごたえある作品へと仕上がっています。要所に登場するデカキャラとのバトルシーンでも専用BGMが流れるので、前作以上に戦闘も盛り上がりました。

シナリオIのタイトル画面は、5人のキャラクターとロゴが表示された後に地上マップへと自動的に遷移しましたが、今作ではキャラクターとロゴが映し出されるとBGMが鳴り、そのまま聞き続けられる仕様になっています

 この当時は、まだまだ雑誌の攻略記事が重要な情報源だったため、毎月の発売日がとにかく待ち遠しいかぎりでした。特に、ステージ内で移動不可能と思われていた部分が、実は特定箇所からキーを押しっぱなしにするだけで通行できてしまうと言う記事を見たときは、非常に感動したものです。

 パラメータの設定次第では、ショップ間を行き来することでゴールドを事実上無限に貯めることができるため、前作のような細かい部分までのリソース調整をしなくて済むことから、ある意味では優しくなった部分もあります。だからといってザナドゥの持つ魅力が失われているわけでは無く、今プレイしても面白い作品なのは間違いないでしょう。筆者は現在、時間を見つけてFM77AV版を遊んでいますが、当時クリアしたPC-8801mkIISR版と違う部分もあるため、新鮮な気持ちで楽しめています。

キャラクターメイキングを終えると、ディスクを入れ替えてくださいの表示が出ます。この画面にも隠し要素があるというのが記事になったときは、そんなところまで!? と驚いたものです
早くもレベル1で登場するホワイトドラゴン。デカキャラの中でも強い方なので、この時点では当然勝てるわけがありません。画面が暗いのは、ランプをケチって塔内に入ったからです(笑)