パワレポ連動企画
Windows起動ドライブを新しいストレージに移行する
【パワレポ連動:チョイ古 自作PC再生計画(28)】
2016年6月27日 17:05
こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年7月号」の第1特集「あなたのPCが生まれ変わる!3年、5年、10年前のパーツもめんどう見ます!! チョイ古 自作PC再生計画」を掲載する。
本特集も今回で最終回。第28回ではシステムディスクを変更した際に必要になるWindowsの移行作業について解説する。新規インストールと比べるとアプリの再インストールの手間が省けるのが強みだ。
本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年7月号は全国書店、ネット通販にて5月28日(土)に発売。第2特集はコストパフォーマンスに優れる大容量ディスクを用途別に解説する「容量単価×用途別が正解です 最新HDD購入案内」を掲載。そのほか、あなたのPCのメインメモリ、有効活用しませんか?「16GBオーバーのメインメモリはこう使え! Windows 10時代のRAMディスク活用術」、持ち運びに便利な大容量で高速なフラッシュメモリ「ベンチで性能が丸分かり! 一つは持ちたい最新USB 3.1/3.0メモリ」、スペースが許せば考えたい「ウルトラワイドもオーバー30型も PC体験を一変させる大型液晶ディスプレイ」など、特別企画も満載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY+の本編「わがままDIY」も掲載だ。
今号の特別付録は、自作PCの組み立てやメンテナンスに関わる「?」を解決!「39のギモンにベストアンサー! PC自作Q&A事典2016」だ。
-チョイ古 自作PC再生計画-
Windows起動ドライブを新しいストレージに移行する
新しいストレージにWindows環境を移行する
ストレージの置き換えにかかる手間を最小化
システムドライブに利用していた古いHDDを新しいSSDに置き換えて高速化したいなら、考えなければならないのはHDDからSSDへのWindows環境の移行だ。
もっともシンプルな対応は新しいストレージへのWindowsの新規インストールだが、アプリケーションの再インストールやOSに施したカスタマイズ内容の復元まで考えると、完全にもとの状態に戻すのは相応の時間がかかってしまう。そこで試したいのが、別ドライブにシステムをコピーできるユーティリティの利用、あるいはWindows標準のバックアップ/リストア機能の利用である。
お勧めしたいのは、システムドライブのクローンを簡単に作成できる「EaseUS Todo Backup」を利用する方法だ。Windowsを起動したままシステムドライブの内容を別のストレージにコピーできるほか、そのストレージをそのまま起動ディスクとして使えるためよけいな手間もかからない。
容量の大きいストレージから小さなストレージへクローンが作れることも、EaseUS Todo Backupの見逃せないメリットである。実はWindows標準のバックアップ機能では、実際の使用領域にかかわらず、バックアップ元と同じパーティションサイズを確保できないストレージにはリストアできないという制限がある。このため、大容量HDDから容量の小さいSSDにシステムドライブを移行するといった場合、事前にSSDに収まるようにHDD側のパーティションを調整する手間が発生する。しかしEaseUS Todo Backupであれば、移行元のシステムドライブの使用領域が移行先のストレージよりも小さければ、パーティションサイズに関係なくコピーを実行できる。
ただ、移行元のシステムドライブの使用領域が移行先のストレージ容量を上回っていれば、当然コピーを行なうことはできない。このような場合は、システムドライブに置いておく必要がないドキュメントファイルやダウンロードファイルを別のドライブに移すなどして、使用領域を調整しておこう。
EaseUS Todo Backupでのシステムドライブの移行
移行先のストレージをPCに接続した状態でEaseUS Todo Backupを起動し、クローン機能を使ってシステムドライブの内容を移行元から移行先へコピーする。基本的には、画面の手順に従って移行元と移行先を指定すればよいだけなので、操作で迷うことはないだろう。
クローンの作成が完了したら、UEFI(BIOS)セットアップで起動ドライブとしてクローンを作成した新しいストレージを指定し、PCを起動すればよい。
Windowsの標準バックアップ機能を使った移行
Windows標準のバックアップ機能を使って移行する基本的な手順は、外付けHDDやNASなどにシステムイメージを保存し、新しいストレージにリストアするという流れになる。
システムイメージの作成はコントロールパネルの「システムとセキュリティ」にある、Windows 7の機能を引き継いだ「バックアップと復元(Windows 7)」を利用する。まずシステムイメージを作成した後、Windows 10のインストールディスクや回復ドライブを利用してPCを起動し、保存したシステムイメージを新しいストレージにリストアすれば完了だ。ここでは回復ドライブを使う手順を紹介する。
回復ドライブで起動してから復元
[Text by 川添貴生]
【DOS/V POWER REPORT 2016年7月号は5月28日(土)発売】
★第1特集「あなたのPCが生まれ変わる! 3年、5年、10年前のパーツもめんどう見ます!! 『チョイ古自作PC再生計画』」
★第2特集「容量単価×用途別が正解です 『最新HDD購入案内』」
★特別企画「16GBオーバーのメインメモリはこう使え! 『Windows 10時代のRAMディスク活用術』」「ベンチで性能が丸分かり! 『一つは持ちたい最新USB 3.1/3.0メモリ』」「ウルトラワイドもオーバー30型も 『PC体験を一変させる大型液晶ディスプレイ』」
★連載「最新自作計画 ~最新ケースで作るパワフル小型マシン~」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツ コンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツ スペック&プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」
★ 特別付録「39のギモンにベストアンサー! 『PC自作Q&A辞典2016』」(雑誌のみ別途付録、電子版では本誌巻末に収録)
★ 雑誌を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
★ 毎月700円(税込)で最新号が読める 直販電子版 月額プランも受付中
http://book.impress.co.jp/teiki/dvpr/2016-05-23-0956.php
【電子販売ショップ】
インプレス http://book.impress.co.jp/books/1116110105
Amazon.co.jp (Kindle版)http://www.amazon.co.jp/dp/B01G353ZY8/impresswatch-14-22/
Google play https://play.google.com/store/books/details?id=GLw3DAAAQBAJ
楽天kobo http://books.rakuten.co.jp/rk/a0b5e546ddf43212bb887390cb8bc1e1/
Newsstand https://itunes.apple.com/jp/app/dos-v-power-report/id877524169?mt=8
雑誌オンライン http://www.zasshi-online.com/magazine/ProductDetail/?page=1&dcode=dosvpowerreport5160528&dpage=1
Fujisan.co.jp http://www.fujisan.co.jp/product/1879/
honto http://honto.jp/ebook.html
マガストア http://www.magastore.jp/
Reader Store http://ebookstore.sony.jp/
ポンパレeブックストア http://ponpare-ebook.jp/
BookLive! http://booklive.jp/
auブックパス http://www.bookpass.auone.jp/