パワレポ連動企画
マザーボード100選 2015(6)
~スモールフォームファクタ部門~
(2014/12/15 12:05)
このコーナーでは、こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の最新号と連動、同誌2015年1月号の特集記事「マザーボード100選 2015」をほぼまるごと掲載する。
特集記事では、市場に流通しているマザーボード製品から5カテゴリー、100製品を選び、それぞれの推奨製品をDOS/V POWER REPORT編集部と執筆陣の投票で決定する。
第六回目の今回は、スモールフォームファクターのマザーボードを紹介、ノミネートされた19製品を解説する。
なお、この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2015年1月号は、絶賛発売中。1月号では今回の特集のほか、“即戦力”になるフリーソフト特集、次期OS「Windows 10」Technical Preview使用レポート、髙橋敏也の改造バカ一台など、多数の記事が載っている。また、特別付録として「マザーボード&ベアボーン超図鑑 2015」と題した小冊子が付いてくるなど、盛りだくさんの内容だ。
- DOS/V POWER REPORT 2015年1月号 Special Edition -
スモールフォームファクター部門
Intel CPU向けでは最新インターフェースを多数搭載するZ97モデルが人気の中心。また基板のレイアウトを工夫し、組み立てやすくした製品も増えている。オンボードCPUモデルはGPU性能が向上し、以前よりも用途が限定されなくなった。
最新インターフェースを満載、レイアウトも進化
Intel CPU向け製品は、引き続き豪華な装備を誇る高性能モデルが注目を集めている。M.2スロットや最新のIEEE802.11ac対応無線LAN、SATA Expressポートなど新世代のインターフェースを搭載した製品の登場で、より高機能な小型PCを作りやすくなった。
また、各社が基板レイアウトを改善してきたことにも注目したい。CPUクーラーとビデオカードの干渉を起きにくくしたり、配線をしやすくするための工夫を凝らしたりしている。こういった使い勝手のよいレイアウトは2013年はASUSTeKのマザーのみだったが、今年はGIGA-BYTEやASRockも改善に取り組んでいる。小型PC特有のクーラー関連の相性問題を回避しやすくなるので注目したい。
CPUオンボード製品は、Intel系はBay Trail-D、AMD系はKabiniなどの最新世代SoCに移行。内蔵グラフィックス機能の性能が向上したことで、動画の再生やWebブラウジングだけでなく、フラッシュベースのWebブラウザゲームも快適に楽しめるようになった。
AMD向け製品は、今年は上位チップセットの刷新がなかったこともあり、新製品自体が少なめだった。ただ、ソケットタイプのSoCという新機軸のAM1プラットフォームがデビューしている。
【この部門はココに注目!】
ポイント1 搭載インターフェースはさらに豪華に
新しい高速ストレージ用スロットである「M.2」の採用に積極的なのが、ASUSTeKだ。今回候補に挙がった中では3機種で搭載。このほかASRockが、Z97E-ITX/acでサポートする。4K対応ディスプレイを使いたいなら、DisplayPortを装備する製品を選ぼう。ただしB85やH81搭載製品は60Hz表示に対応していないので、Z97かH97搭載製品を選ぶ必要がある。無線LAN機能は対応規格に注意したい。現行製品でもIEEE 802.11nまでしか対応していないことがある。
ポイント2 SoCタイプのCPUのグラフィックス性能が向上
チップセット機能を内蔵したCPU(SoC)は、AMDとIntelとも新製品を投入。AMDの「Socket FS1b(AM1)」はソケット式で、対応CPUをユーザーが選択可能という点が特徴。そして、AMD系・Intel系とも内蔵グラフィックス機能の性能が大きく向上しており、軽作業主体のサブPCとして使うなら十分な性能を備えている。
ポイント3 小型ケースへの組み込みに対する配慮
内部が狭いMini-ITX対応PCケースだと、各種ケーブルの接続や配線に苦労する。しかしコネクタが外縁に配置されているマザーボードでは、CPUクーラーや電源ユニットなどがマザーボードの上に来る状況でも、各種ケーブルを接続しやすい。また、大型CPUクーラーを使いやすくするため、CPUソケットの位置を中央寄りにしたマザーも増えた。
オレはこんな基準で評価した!
・ITライター 竹内亮介
搭載機能やインターフェースは、各社高いレベルで平準化が進み、差が小さくなった。そのため、細かい点ではあるが、組み立てやすさを支えるレイアウトの工夫、PCケースのトレンドに合わせたファンコネクタ構成、コストパフォーマンスの高さなどを評価。
・ITライター 石川ひさよし
最近は多数のシャドーベイや、2スロットサイズの拡張カード固定部を採用したMini-ITX対応ケースが増えた。小型で高機能という、ある意味究極の課題をクリアするため、高い拡張性やシャドーベイの消費を抑えられるM.2スロットを搭載した製品に注目した。
・ITライター 鈴木雅暢
想定ユーザー&用途を意識しての作り込みができているかどうかが最優先。その上で、個人的な理想としてのケーブルレス要素を重要視し、無線LANとM.2スロットを備える製品を優先。今の時代、無線LANに接続できないIT機器など企画のセンスを疑ってしまう。
[Text by 竹内亮介]
マザーボード100選 2015
スモールフォームファクター部門 ノミネート製品解説
ASUSTeK Computer Z97I-PLUS(実売価格:20,000円前後)
老舗メーカーならではの安定感と優秀な設計で、ASUSTeKはスモールフォームファクターでも人気モデルを連発している。Intel Z97をチップセットに採用する「Z97I-PLUS」も、そんな同社のコダワリが詰め込まれた逸品だ。
電源回路には6フェーズのデジタル制御VRMを採用、さらに大型のヒートシンクで冷却を強化している。定格時はもちろん、OC時でも安定して動作させるための工夫だ。インターフェースでは、最新のM.2スロットや、4Kディスプレイと接続して60Hz表示が行なえるDisplayPortを搭載するほか、IEEE802.11acの無線LANとBluetooth v4.0にも対応する。「小型だから」という妥協を一切感じないフルスペックマザーの代表例と言える。
各部品のレイアウトにも注目したい。CPUソケットが中央付近にあり、大型のCPUクーラーを付けてもPCケースや拡張スロットに干渉しにくい。Serial ATAポートや電源コネクタなどは、ボードの周囲に沿って配置されている。CPUクーラーでマザーボード上が覆われるような状況でも、ケーブル接続がしやすいように配置されているわけだ。こうした工夫は、Intelの下位チップセットを搭載する同社のより安価なマザーにも引き継がれている。([Text by 竹内亮介])
その他ITライターによる評価
・石川ひさよし
【活用しだいでコンパクトも多機能も思いのまま】
Serial ATA 3.0は4ポートだが、M.2スロット、PCI Express Mini Cardスロットを備え、さらに排他使用ではない点が大きなポイント。また、4ピンのファンコネクタを3基も搭載しており、ハイエンドビデオカード搭載時などにケースファンのコントロールを行ないやすい。
・鈴木雅暢
【スマートな実装が光る】
Core i7も不安なく使える6フェーズVRM、やや簡易版のCrystal Sound 2とも、ライザーカードなどの力業を利用しない範囲では最善の選択だろう。高速無線LANやM.2スロットなどの最新技術をスマートに実装しており、技術の進化の恩恵をストレートにユーザーにつなげている。
【Specification】
対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron●メモリスロット:PC3-25600 DDR3 SDRAM ×2(最大16GB)●ディスプレイ:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E Mini Card(ハーフ)×1(無線LAN/Bluetoothカード搭載済み)●主なインターフェース:M.2(Socket 3、PCI-E 2.0 x2接続)×1、SATA 3.0×4、USB 3.0×6、USB2.0×6● LAN:1000BASE-T×1、IEEE802.11a/ac/b/g/n●そのほか:Bluetooth v4.0
GIGA-BYTE TECHNOLOGY GA-Z97N-WIFI(rev. 1.0)(実売価格:15,000円前後)
Intel Z97搭載でIEEE802.11ac対応の無線LAN機能を搭載するなど、全部入りモデルらしい豪華な作りながらも、実売価格の安さが魅力。余った予算はCPUやビデオカードにあてて、ワンランク上のPCを作りたい。先代のZ87モデルと比較すると、CPUソケットが拡張スロットから離れた位置に移動し、ビデオカードとCPUクーラーの干渉が起きにくくなった。([Text by 竹内亮介])
その他ITライターによる評価
・石川ひさよし
ストレージを多数搭載できるケースにピッタリなのがこの製品。Serial ATA 3.0ポートを6基利用できる。PCI Express Mini Cardスロットや、2基のLANポート、HDMI出力など、満載感もすごい。
・鈴木雅暢
必要最小限のVRM構成だけに用途は多少限定されるが、Intel製の高速無線LANコントローラを含め充実した通信機能を備える。レイアウトも使いやすいもので、M.2が不要ならコストパフォーマンスは高い。
【Specification】
対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron●メモリスロット:PC3-24800 DDR3 SDRAM×2(最大16GB)●ディスプレイ:HDMI×2、DVI-I×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E Mini Card(ハーフ) ×1(無線LAN/Bluetoothカード搭載済み)●主なインターフェース:SATA 3.0×6、USB 3.0×6、USB 2.0×4● LAN:1000BASE-T×2、IEEE802.11a/ac/b/g/n●そのほか:Bluetooth v4.0
ASRock H97M-ITX/ac(実売価格:13,000円前後)
「チップセットはH97でもよいが、最新の無線LAN機能は欲しい」、というなら、これがイチオシ。インターフェース面においては、レコメンドを取得したほかのマザーほどのハデさはない。しかし、耐久性に優れる固体コンデンサや合金チョーク、音質を高める高級オーディオコンデンサを採用するなど、地味ながらも基礎をしっかり固めており、価格以上の価値がある。([Text by 竹内亮介])
その他ITライターによる評価
・石川ひさよし
H97の採用により価格を抑えつつも、5ポートのSerial ATA 3.0、PCI Express Mini Cardスロットの搭載など、拡張性は充実している。CPUを定格で利用するならば、このコストパフォーマンスは魅力。
・鈴木雅暢
同社のZ97E-ITX/acと比べてVRMの構成や、M.2スロットの省略など装備面では見劣りするが、ASRockならではの使い勝手のよさは健在。高速無線LANも搭載し、サブマシン用に検討するのもよい。
【Specification】
対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron●メモリスロット:PC3-12800 DDR3 SDRAM×2(最大16GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×1、PCIE Mini Card(ハーフ)×1(無線LAN/Bluetooth カード搭載済み)●主なインターフェース:SATA 3.0×5、USB 3.0×6、USB 2.0×4● LAN:1000BASE-T×1、IEEE802.11a/ac/b/g/n ●そのほか:Bluetooth v4.0
ASRock Z97E-ITX/ac(実売価格:20,000円前後)
あらゆる用途に応える万能型。めずらしくSATA Expressに対応するが、現状では使いみちがないのが残念。バックプレートタイプのCPUクーラーを付けやすいのも特徴。([Text by 竹内亮介])
SATA ExpressポートやM.2スロットといった最新インターフェースを盛り込んだ意欲作。ディスプレイ出力もDisplayPort+2系統のHDMIを備えた超多機能マザーだ。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron●メモリスロット:PC3-25600 DDR3 SDRAM×2(最大16GB)●ディスプレイ:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-I×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×1、PCIE Mini Card(ハーフ)×1(無線LAN/Bluetoothカード搭載済み)●主なインターフェース:M.2(Socket 3、PCI-E 2.0 x2接続)×1、SATA Express×1、SATA 3.0×4、USB 3.0×6、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1、IEEE802.11a/ac/b/g/n●そのほか:Bluetooth v4.0
ASUSTeK Computer MAXIMUS VII IMPACT(実売価格:30,000円前後)
拡張スロットの本数以外は「あきらめる必要がない」よくばりな製品。Web投票では支持されたが、高密度の実装が小型ケースで使いにくいという点で審査員の評価が割れた。([Text by 竹内亮介])
VRMやオーディオ機能、M.2/PCI Express Mini Cardスロットを別基板とした見た目はインパクト大。ただ、M.2はSerial ATA接続デバイスに非対応である点には注意。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron●メモリスロット:PC3-26400 DDR3 SDRAM×2(最大16GB)●ディスプレイ:DisplayPort ×1、HDMI ×1●拡張スロット:PCI-E 3.0x16×1、PCI-E Mini Card(ハーフ)×1(無線LAN/Bluetoothカード搭載済み)●主なインターフェース:M.2(Socket 3、PCI-E 3.0 x4接続)×1、SATA 3.0×4、USB 3.0×6、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1、IEEE 802.11a/ac/b/g/n●そのほか:Bluetooth v4.0
ASUSTeK Computer H97I-PLUS(実売価格:14,000円前後)
無線LANやOC関連などのハデな追加機能はないが、必要な要素は揃ったスタンダードのお手本。CPUソケット周囲はすっきりしており、大型CPUクーラーも使いやすい。([Text by 竹内亮介])
Z97I-PLUSのチップセットをH97に換えたという位置付けの製品。裏面にはM.2スロットも備えている。無線LAN機能が省かれている点が大きな違い。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron●メモリスロット:PC3-12800 DDR3 SDRAM×2(最大16GB)●ディスプレイ:DisplayPort ×1、HDMI ×1、DVI-D ×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E Mini Card(ハーフ)×1●主なインターフェース:M.2(Socket 3、PCI-E 2.0 x2接続)×1、SATA 3.0×4、USB 3.0×6、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1
Micro-Star International B85I(実売価格:10,000円前後)
安心してオススメできるスタンダードモデル。B85の採用で価格を抑えつつ、Serial ATA 3.0やUSB 3.0をきちんと搭載。使われている部品も耐久性に優れている。([Text by 竹内亮介])
RAID非対応のB85搭載モデルだが、Mini-ITXには相性がよいと思っている。本製品はB85の機能を活かしつつ、さらにPCI Express Mini Cardスロットを加えている。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron●メモリスロット:PC3-12800 DDR3 SDRAM×2(最大32GB)●ディスプレイ:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-I×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×1、PCIE Mini Card(ハーフ)×1●主なインターフェース:SATA 3.0×4、USB 3.0×4、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1
ASUSTeK Computer H81I-PLUS(実売価格:10,000円前後)
下位チップセット採用ながら必要十分のインターフェースを備えており、お買い得感が高い1枚。ASUSTeKらしい優れた基板レイアウトで、PC自作初心者にも優しい。([Text by 竹内亮介])
Intel H81を採用した低コストなマザー。PCI Express x16スロットは2.0対応で、Serial ATAやUSB3.0ポートの数も最小限であるなど、機能面では妥協が必要だ。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron●メモリスロット:PC3-12800 DDR3 SDRAM×2(最大16GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 2.0 x16×1●主なインターフェース:SATA 3.0×2、SATA 2.5×2、USB 3.0×4、USB 2.0×8● LAN:1000BASE-T×1
ASRock FM2A88X-ITX+(実売価格:12,000円前後)
いわばAMD向けの「全部入り」モデル。HDMI経由の映像入力機能など、遊べる機能も搭載する。ただ、CPUソケットがメモリスロットに近いのはいただけない。([Text by 竹内亮介])
ストレージがとにかく充実。6ポートのSerial ATA 3.0に、eSATA、mSATAスロットまで搭載している。HDMI入力端子を備えているのもユニーク。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
対応CPU:AMD A10、A8、A6、A4●メモリスロット:PC3-19200 DDR3 SDRAM×2(最大32GB)●ディスプレイ:HDMI ×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 3.0※ x16×1、PCI-E Mini Card/mSATA×1(無線LAN/Bluetoothカード搭載済み)●主なインターフェース:SATA 3.0×6、eSATA(SATA 3.0)×1、mSATA(SATA 3.0)×1、USB 3.0×4、USB 2.0×8● LAN:1000BASE-T×1、IEEE802.11a/b/g/n●そのほか:Bluetooth v4.0、HDMI IN×1
GIGA-BYTE TECHNOLOGY GA-F2A88XN-WIFI(rev. 3.0)(実売価格:11,000円前後)
機能的にはFM2A88X-ITX+によく似ているが、IEEE802.11ac対応無線LANを搭載。ビデオカードを搭載しないのであれば、CPUクーラーの選択肢も広い。([Text by 竹内亮介])
2系統のHDMIと、DVI-D端子を装備し、デジタル出力に特化したマルチディスプレイ環境が構築できる。IEEE802.11ac無線LAN機能など、基本機能も十分に備える。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
対応CPU:A10、A8、A6、A4●メモリスロット:PC3-19200 DDR3 SDRAM ×2(最大32GB)●ディスプレイ:HDMI ×2、DVI-D ×1●拡張スロット:PCI-E 3.0※ x16×1、PCI-E Mini Card(ハーフ)×1(無線LAN/Bluetooth カード搭載済み)●主なインターフェース:SATA3.0×4、USB 3.0×4、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1、IEEE802.11a/ac/b/g/n●そのほか:Bluetooth v4.0
Micro-Star International A88XI AC(実売価格:13,000円前後)
最新規格の無線LANを搭載しており、機能的にはGA- F2A88XN-WIFIに近い。レイアウトもよく似ている。違いはディスプレイ出力端子の構成くらいだ。([Text by 竹内亮介])
ミリタリークラス5準拠の耐久性重視マザー。OC機能やUSBセーフガードなども備えている。端子やポートの数は標準的だが、高速無線LAN機能も搭載。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
対応CPU:A10、A8、A6、A4●メモリスロット:PC3-19200 DDR3 SDRAM ×2(最大32GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 3.0※ x16×1、PCI-E Mini Card(ハーフ)×1(無線LAN/Bluetoothカード搭載済み)●主なインターフェース:SATA3.0×4、USB 3.0×4、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1、IEEE802.11a/ac/b/g/n●そのほか:Bluetooth v4.0
ASUSTeK Computer AM1I-A(実売価格:4,500円前後)
メインPCを作るにはちょっとつらいインターフェース構成。しかし、テレビのそばに置いて動画を見るために使う小型PCなど、明確な目的があるなら使いどころはある。([Text by 竹内亮介])
Socket AM1に対応したマザー。バックパネルにシリアルポートを標準装備しており、計測器などでこれが必要な場合は要注目だ。PS/2ポートが2基あるのもよい。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
対応CPU:Athlon、Sempron●メモリスロット:PC3-12800 DDR3 SDRAM×2(最大32GB)●ディスプレイ:HDMI ×1、DVI-D ×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 2.0 x4×1●主なインターフェース:SATA 3.0×2、USB 3.0×2、USB 2.0×8● LAN:1000BASE-T×1
Micro-Star International AM1I(実売価格:4,500円前後)
位置付けとしてはAM1I-Aと同じ。低価格だが、だからと言って考えずに買うようなものではない。作りたいPCの用途にマッチするかどうかをよく考えたい。([Text by 竹内亮介])
PCI Express Mini Cardスロットも装備し、ピンヘッダだがシリアルポートも搭載。ほか、2基のPS/2端子も備え、意外とレガシーデバイスを活用したい用途に向くかも。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
対応CPU:Athlon、Sempron●メモリスロット:PC3-12800 DDR3 SDRAM×2(最大32GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D ×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 2.0 x4(x16形状)×1、PCIE Mini Card(ハーフ)×1●主なインターフェース:SATA 3.0×2、USB 3.0×2、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1
Elitegroup Computer Systems BAT-I/J2900(実売価格:15,000円前後)
Pentium J2900を搭載。ヒートシンクは小さめだが、このCPUの冷却には十分。下位のCeleron搭載マザーより高価なのと、メモリスロットが1基しかないのが気になる。([Text by 竹内亮介])
Bay Trail-Dでは最上位のPentium J2900を搭載。1.5VのDDR3メモリにも対応しているのがよい。CPUクーラーはファンレスで、静音性重視のマシンに向く。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
搭載CPU:Pentium J2900(2.41GHz)●メモリスロット:PC3/3L-10600 DDR3 SDRAM SO-DIMM×1(最大8GB)●グラフィックス機能:Intel HD Graphics(Pentium J2900内蔵)●ディスプレイ:HDMI×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 2.0 x1×1、PCI-E Mini Card(ハーフ)×1●主なインターフェース:SATA 2.5×2、USB 3.0×1、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1
ASUSTeK Computer J1900I-C(実売価格:10,000円前後)
Celeron J1900は発熱は小さいCPUだが、大型のヒートシンク搭載で個人的には安心感がある。インターフェースはBAT-I/J2900と似ているが、こちらのほうが低価格。([Text by 竹内亮介])
CPUクーラーはかなり大きめでファンレスだが安心感がある。そのほかはシンプルなりにもPCI Express Mini Cardスロットを搭載しており、ある程度の拡張性も備える。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
搭載CPU:Celeron J1900(2GHz)●メモリスロット:PC3L-12800 DDR3 SDRAM SO-DIMM×2(最大16GB)●グラフィックス機能:Intel HD Graphics(Celeron J1900内蔵)●ディスプレイ:HDMI×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 2.0 x1×1、PCI-E Mini Card(ハーフ)×1●主なインターフェース:SATA 2.5×2、USB 3.0×1、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1
GIGA-BYTE TECHNOLOGY GA-J1800N-D2H(rev. 1.0)(実売価格:10,000円前後)
ヒートシンクのサイズは比較的大きめで、安定運用しやすい。2コアCPUなので、4コアCPU搭載製品と比べると性能は低いが、体感的には
影響は少なく感じた。([Text by 竹内亮介])
CPUクーラーはファンレスで大きさもほどほど。1.5V駆動のDDR3 SDRAMをサポートしているので、メモリのコストを少しだけ抑えることができる。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
搭載CPU:Celeron J1800(2.41GHz)●メモリスロット:PC3/3L-12800 DDR3 SDRAM SO-DIMM×2(最大8GB)●グラフィックス機能:Intel HD Graphics(Celeron J1800内蔵)●ディスプレイ:HDMI×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 2.0 x1×1、PCI-E Mini Card(ハーフ)×1●主なインターフェース:SATA 2.5×2、USB 3.0×1、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1
Elitegroup Computer Systems KBN-I/5200(v1.0)(実売価格:16,000円前後)
搭載するA6-5200は、コア数はA4-5000と同じ4基で、動作周波数や内蔵GPU性能が若干高い。しかし、ほかの製品と比べると価格の面でちょっと躊躇してしまう。([Text by 竹内亮介])
CPUクーラーには小型ファンが装着されており、これがかなりの高回転タイプ。冷却面は安心なのでサーバー用途に最適かも。静音PCでは回転数をしっかりと調整したい。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
搭載CPU:A6-5200(2GHz)●メモリスロット:PC3-12800 DDR3 SDRAM×2(最大32GB)●グラフィックス機能:AMD Radeon HD 8400(A6-5200内蔵)●ディスプレイ:HDMI ×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 2.0 x16×1、PCI-E Mini Card×1、PCI-E Mini Card(ハーフ)×1●主なインターフェース:SATA 3.0×2、USB 3.0×2、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1
ASRock QC5000-ITX/WiFi(実売価格:16,000円前後)
IEEE802.11nまでの対応だが無線LAN機能を搭載し、4K解像度での映像出力に対応するDisplayPortを備えるなど、ほかのオンボードCPUマザーと比べると機能が充実。([Text by 竹内亮介])
AMD「A4-5000」を搭載したマザーボード。CPUクーラーには小型ファンが装着されているが、思いのほか静かだったのが印象的。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
搭載CPU:A4-5000(1.5GHz)●メモリスロット:PC3-12800 DDR3 SDRAM×2(最大32GB)●グラフィックス機能:AMD Radeon HD 8330(A4-5000内蔵)●ディスプレイ:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 2.0 x4(x16形状)×1、PCI-E Mini Card(ハーフ)×1(無線LANカード搭載済み)●主なインターフェース:SATA 3.0×4、USB 3.0×6、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1、IEEE802.11b/g/n
BIOSTAR Group A68N-5000 Ver. 6.1(実売価格:9,500円前後)
QC5000-ITX/WiFiと違い、大きめのヒートシンクだけでCPUを冷却するファンレスモデル。発熱が多少あるので、ケース内のエアフローには気を配りたい。([Text by 竹内亮介])
CPUクーラーはファンレス。独立したキーボード、マウス用PS/2や、ピンヘッダ対応のシリアルやパラレルなど、レガシーデバイス用のポートが充実している。([Text by 石川ひさよし])
【Specification】
搭載CPU:A4-5000(1.5GHz)●メモリスロット:PC3/3L-12800 DDR3 SDRAM×2(最大16GB)●グラフィックス機能:AMD Radeon HD 8330(A4-5000内蔵)●ディスプレイ:HDMI ×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 2.0 x4(x16形状)×1●主なインターフェース:SATA 3.0×2、USB 3.0×2、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1
【DOS/V POWER REPORT 2015年1月号は11月29日(土)発売】
★第1特集「マザーボード100選 2015」はもちろん、"即戦力"になるフリーソフト特集、次期OS「Windows 10」Technical Preview使用レポート、髙橋敏也の改造バカ一台など、多数の記事を掲載
★ 紙版を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
★ 紙版は小冊子「マザーボード&ベアボーン超図鑑 2015」付き
★ 電子版は割安な税別926円
★ 電子版では小冊子の電子版も完全収録
★ 毎月700円(税込)で最新号が読める 直販電子版 月額プランも受付中
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- Impress Japan(PDFで購入可能)
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