パワレポ連動企画

パワレポがオススメする最新スタンダードPC
~組み立て編その8 Windows 10インストールから動作確認まで~

【自作PC再入門(46)】

DOS/V POWER REPORT 2016年5月号

 こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年5月号」の総力特集「10年前、5年前とはもはや別物! もう一度、PCをイチから作る。」を掲載する。

 第46回目ではWindows 10のインストールからドライバのセットアップ、動作確認まで行う。WindowsのインストールUSBは、DVDメディアよりも短時間でインストールが完了するため、作成しておくことをオススメする。

 本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年5月号は全国書店、ネット通販にて3月29日(火)に発売。総力特集のほか、コストパフォーマンスに優れたCPUクーラー定番のブランドを比較「超ハイコスパブランド品のデスマッチ! サイズ製CPUクーラー最強位決定戦」、ここの予算を抑えて別のパーツに回したいのが人情「このご時世、ここでコストを抑えたい アンダー1万円で探すお買い得電源」、サービス内容を確認して用途に合ったものを選ぼう「“どれでも一緒”は損します フォトストレージ、どれ使ってる?」など、特別企画も満載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY+の本編「わがままDIY」も掲載だ。

 今号の特別付録は2大小冊子。そのままでも、アレンジしても大満足!最新パーツはこう組み合わせろ!!「即戦力・自作PC作例集」と便利な資料、豆知識、自作カレンダーなどをいつも手元に「自作手帳2016 Googleカレンダー対応版」だ。


-もう一度、PCをイチから作る。-
Windows 10・ドライバのインストールと動作確認~PC自作再入門マニュアル その8~


経験者のあなたに読んで欲しい
PC自作再入門マニュアル

STEP 12 Windows 10のインストール

 UEFIセットアップの設定が終わったらOSのインストールを行なう。今回はWindows 10 Pro 64bitのDSP版を使用する。USB接続の光学ドライブなどがある場合はそれを利用して、ない場合は、ほかのPCを用いてWindows 10のインストール用USBメディアを作成してから行なおう。インストール用USBメディアの作成方法は、下のコラムを参照してほしい。MicrosoftのWebサイトからセットアップツールをダウンロード、ツールを起動し、あとは指示に従っていくだけだ。プロダクトキーはDSP版のものが使える。

【Windows 10インストール用USBメディアの作成方法】

ツールをダウンロード
ツールを起動
USBフラッシュドライブの選択
MicrosoftのWindows 10ダウンロードサイト(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10)から「MediaCreationTool」をダウンロードする
3GB以上の容量を持つUSBメモリをPCに接続した後、「MediaCreation Tool」を起動、「他のPC用にインストールメディアを作る」を選択して、インストールするWindowsのエディション、アーキテクチャ、言語を選択する
使用するメディアの選択画面で「USBフラッシュドライブ」を選択した後、「USBフラッシュドライブ」の選択画面で、先ほど接続したUSBメモリを選択。[次へ]を選択するとWindows 10インストールメディアの作成が開始される
1. UEFIモードでインストールする
2. Windowsのインストール開始
インストール用USBメモリを接続して、PCの電源をON、直後に「Del」キーを押してUEFIセットアップを起動、起動ドライブの選択画面で「UEFI:~」と表示されたUSBメモリを選択する
設定を保存し、システムを再起動。インストールメディアから起動したら、Windowsのインストール開始画面が表示される。とくに変更する点がなければ[次へ]をクリックする
3. プロダクトキーの入力
4. カスタムを選択する
プロダクトキーの入力を求められたら、DSP版のパッケージに記載されているプロダクトキーを入力して[次へ]をクリックする
インストールの種類を選ぶ画面。新規にインストールを行なう場合は、[カスタム]を選択する
5. インストール場所の選択
6. インストールの開始
インストール場所とはWindows 10をインストールするストレージのこと。今回はSSDを1台だけ接続しているので「ドライブ0~」を選択して[次へ]をクリックする
これでインストールが開始される。ファイルコピーの終了後、アカウントの作成などの基本設定を行なえば、インストール作業は終了だ

STEP 13 ドライバのインストール

 Windows 10のインストールが終了したら、マザーボード、ビデオカードなどのドライバのインストールを行なう。

 ドライバは、製品に付属しているドライバディスクを使用してインストールできるほか、メーカーのWebサイトからダウンロードしてインストールすることもできる。光学ドライブがない場合は、別のPCを使ってメーカーのWebサイトからダウンロードして、USBメモリなどを使ってインストールしよう。

1. ドライバのインストール
2. デバイスマネージャーで確認
光学ドライブがある場合は、マザーボードとビデオカードに付属しているドライバディスクを用いてドライバをインストールする。ない場合は、別のPCを使って各パーツメーカーのWebサイトよりドライバをダウンロードしてインストールする
ドライバのインストールが終了したら、Windowsキーと[X]キーを押してメニューを表示させ、デバイスマネージャーを起動。[!]マークや[不明なデバイス]という表示がなければOKだ

STEP 14 パーツが正常に動作しているかチェックを行なう

OCCT
(入手先:http://www.ocbase.com/
PCのストレステストを行なうフリーソフト。CPU温度が上がり過ぎると自動的にテストを停止する機能を持っており、PCの冷却性能や電源の出力不足などをチェックするのに適している

 ドライバのインストールまで完了すれば、通常、問題なく動作していると考えてよい。しかし、まれにCPUクーラーが正しく装着されていなくて冷却が十分でないなど、負荷がかかったときにだけ表面化するミスを犯している場合もある。

 そのため、負荷テストを行なっておいたほうがよい。負荷テストは、3DMarkなどのベンチマークを実行するほか、「OCCT」などのストレステストツールでPCに高い負荷をかけてみるとよい。

【完成したスタンダードマシンのベンチマークスコア】

【検証環境】

OS:Windows 10 Pro 64bit版
アイドル時:OS起動10分後の値
高負荷時:3DMark - Fire Strikeを10分間ループ動作させたときの最大値
室温:22℃
各部の温度:使用したソフトはHWMonitor 1.28で、CPUはCPU Temperatures のPackage、GPUはビデオカードTemperaturesの値
電力計:Electronic Educational Devices Watts Up? PRO


[Text by 滝 伸次]


DOS/V POWER REPORT 2016年5月号は3月29日(火)発売】

★総力特集「10年前、5年前とはもはや別物! もう一度、PCをイチから作る。」
★特別企画「超ハイコスパブランド品のデスマッチ! サイズ製CPUクーラー最強位決定戦」「このご時世、ここでコストを抑えたい アンダー1万円で探すお買い得電源」「“どれでも一緒”は損します フォトストレージ、どれ使ってる?」
★連載「最新自作計画 ~ガラスとLEDで“内部を見せる”マシン~」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツ コンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツ スペック&プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」
★ 特別付録「そのままでも、アレンジしても大満足!最新パーツはこう組み合わせろ!! 即戦力・自作PC作例集」「自作手帳2016 Googleカレンダー対応版」(雑誌のみ別途付録、電子版では本誌巻末に収録)

★ 雑誌を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
★ 毎月700円(税込)で最新号が読める 直販電子版 月額プランも受付中
http://book.impress.co.jp/teiki/dvpr/2016-03-22-0940.php

【電子販売ショップ】

(AKIBA PC Hotline!編集部)