eスポーツ ヒーローインタビュー
「今日の勝利をきっかけに、決勝戦にも…」（RPG/Doad選手）ほか

試合の注目点

Yutapon選手

　FMのADキャリー Yutapon選手が、ダメージの出しにくいチャンピオンである「アーゴット」でミッドの「ビクター」と同程度のダメージを叩き出し、集団戦で大活躍。これによりチームを勝利に導いた。

　ということで、早速Yutapon選手のヒーローインタビューを見てみよう。

――まずは勝利の感想から聞かせてください。また、試合を振り返っていかがですか。

[Yutapon選手]前回ラウンド2のRabbitFive（以下RF）戦では負けていたので、ここだけは絶対に負けられないなと思って臨みました。今回は、勝ててよかったなと思っています。今回の試合では一番得意なアーゴットを使ってダメージも相当出せたうえにタンクもできたので、個人としては内容は完璧だったんじゃないかなと思っています。チームとしては若干コミュニケーションが怪しいところはありましたけど、そこまで大きな問題もなく順調に進められました。

――RFはどんなチームだと感じていますか。

[Yutapon選手]RFは個人個人の動きと言うより、チームとしての連携が非常にすぐれていてまとまって来るタイプなので、「こちらもうまくコミュニケーションしないとやられてしまうかな」というのは感じていました。

――ゲーミングハウスに入っていないそうですが、普段どのように練習していますか。

[Yutapon選手]ゲーミングハウスに入っていないと言っても、結局はオンラインでゲームするわけですし、学校が終わって家に帰ってきてからソロQを回したり一緒に練習試合に参加したりする感じで、たぶん、ゲーミングハウスとそんなに変わらないんじゃないかと思いますよ。

　違うのは本当に練習時間だけですね。それでもたぶん平日は1日4～5時間は練習時間が取れていますし、土曜は試合がありますけど日曜は8～9時間やってます。ゲーミングハウスは日曜が休みですが、僕は日曜にソロQをたくさん回していますね。

――今回、アーゴットをピックした理由を教えてもらえますか。

[Yutapon選手]RFがアニーをピックしたので、相手が若干マジックダメージ寄りっていうのもあったんで、アーゴットでマジックレジストとアタックダメージが上がる武器を買えば、倒されもせず十分火力もでるんじゃないかなと思って、リスクを極力避けるピックだったと思います。それにアーゴットは韓国サーバーのソロQでも一番使っていますし、一番得意なチャンピオンだと思っています。

――アーゴットでダメージを出すコツは何かありますか。

[Yutapon選手]最近はあまり見ないんですけど、昔流行ってた時期だとスキルのレベルの上げ方が「Q」の攻撃スキルあとに「W」のシールドスキルっていう人が多かったんです。でも僕は「Q」のレベルを上げたあとに「E」のレベルを上げることで、「E」のダメージと相手のアーマーを下げる効果によってかなり変わってくるんですよね。「W」を上げて固くするより、「E」を上げてダメージを出しつつヘルスを増やす形にすると、「E」の火力も出て固くもなるかなというのをやってますね。

――FMの調子が前シーズンほどではないようですが、最近のコンディションはいかがですか。

[Yutapon選手]早々に2敗したということもあったんですが、周りも強くなってLJL全体のレベルが上がっている感じがしました。こちらも逆に練習でも気が引き締まって、チームの雰囲気もむしろ向上心が出てきて良いんじゃないかなと思っています。個人的にはコンディションはあまり良くないので、練習でももうちょっと頑張りたいなというのはあるんですよね。

　最近だと具体的には、ボイスチャットが英語なんです。新しく入ったRokenia選手にも伝わりやすいように日本語をあまり使わないようにして英語を使うことになって、コミュニケーションのほうに微妙に意識を割いているので、そこでパフォーマンスが若干落ちているような気はします。最近は徐々に良くなってきているので、慣れてくればそんなに大きな問題ではないんじゃないかなと思ってますけどね。

――最後にリーグへの意気込みと、ファンのみなさんへメッセージをお願いします。

[Yutapon選手]先ほども言ったとおりLJL自体のレベルが上がってますけども、僕たちも負けられないなって思って練習でレベルを上げていってます。最近コンディションが落ちてるんですけど、必ずコンディションを良くして、ファンの人たちが見ていて面白いなと思える試合をしたいと思うので、応援よろしくお願いします。

試合の注目点

Doad選手

　RPGはCROOZ Rascal Jester（以下RJ）の狙いをことごとくつぶし見事勝利を果たしたのだが、その中心となっていたプレイヤーがジャングラーのDoad選手である。

　そこで今回は、RPGの韓国人ジャングラーDoad選手にインタビューをお願いした。

――今日の勝利の感想はいかがですか。

[Doad選手]やっぱり決勝戦に出るためにはチームメイトたちと息を合わせるということが大切で、最近は今まで以上に一生懸命練習しているんですが、今回の試合でそういった息の合ったプレイをたくさんお見せすることができたという気がしています。今日の勝利をきっかけに、決勝戦にも出場して、是非優勝したいですね。

――RJと戦っててみて、試合内容はどうでしたか。

[Doad選手]実は、今日は全員が一度もデスしないプレイを目指していたんですが、デスしてしまってちょっと残念でした。幸い僕はデスしなかったんですが、他のチームメイトたちが何回かデスしてまったんですよね。

RJとの対戦ではどうにかして僕たちの良いところを見せたいなと思っていたんですが、思い通りに行かなくて残念でした。まあ、ドラゴンスティールはありましたけど、それでももうちょっと何かできたんじゃないかなという感じで残念でしたね。

――相手のジャングラーがイブリンでしたが、意識していたことは何かありますか。

[Doad選手]相手がイブリンをピックするだろうと思っていたので、僕がレクサイで相手のジャングルに入ってカウンタージャングルをたくさんやろうと意識していました。

――相手のツイステッドフェイトというピックについてどう思いますか。

[Doad選手]相手がミッドでツイステッドフェイトを出してくるとは、全く予想していませんでしたね。でもミッドのツイステッドフェイトにプレッシャーをかけ続けてさえいれば勝てるだろうと思って、僕はミッドに圧力をかけるようなプレイを心がけました。

――今日はダブルヘッダーですが、コンディションはいかがですか。

[Doad選手]みんなあまり眠れなかったので、ちょっと眠かったですね（笑）。でもそこまで悪いコンディションではなかったです。とりあえず今1試合目で勝てたので、次の試合は良いコンディションで臨むことができそうです。

――ところで、韓国でもLJLを見ている人たちはいるんですか。

[Doad選手]まだそんなに多くはなさそうですが、ちょっとずつ試合を見てくれている韓国人が増えてきているようではあります。本当に少しずつ、ですが。僕の学校の友達などはもちろん見てくれていますね。「日本で試合に出てるなんてお前かっこいいな」とかふざけ半分で言ってくる友達もいるんで、僕も冗談で返したりしてますよ（笑）。でもやっぱり日本に来て試合をしているからには、見てくれる人たちがもっともっと増えてくれたら嬉しいなと思います。

――最後にリーグの意気込みと、ファンのみなさんへメッセージをお願いします。

[Doad選手]これから7hやFMとの試合を控えていますが、すべての試合で勝てるようベストを尽くして頑張りますので、ファンのみなさんには見守っていただけたら嬉しいです。

試合の注目点

Alvingo選手

　7hのミッドレーナーAlvingo選手が、序盤にレーン戦で決めた最初のキルからミッドレーンを支配し続け、その結果チームを勝利へと導くことに成功した。

　ではここで、Alvingo選手のヒーローインタビューを見てみよう。

――試合を振り返ってみていかがですか。

[Alvingo選手]今日は絶対に勝ってやるという心構えで試合に臨んだので、勝てて本当に嬉しいです。今まで練習してきたとおりにやれば、絶対に勝てると思っていました。自分たちのやりたいことが全部うまくいった試合でした。

――試合で圧倒的な強さを見せましたが、先週の敗北の影響はなかったんですか。

[Alvingo選手]もちろん先週の敗北の影響はありましたが、逆にさらに一生懸命やるきっかけになったと思います。先週の課題点としては、やっぱりコミュニケーションの問題が大きかったですね。意思の疎通をもうちょっと活発に行わなければならないと感じたので、この一週間でそういった部分を改善しようと努力しました。

コミュニケーションは全体的には英語を使っているので、まだまだ十分ではないんですが、ちょっとずつ良くなってきているように感じます。日本語も勉強しようとは思って頑張ってはいるんですけど、なかなか…（苦笑）。でも日本語は韓国語と語順が同じなので、勉強は少しやりやすいのかなという感じはしています。いま少しずつ覚えているところですので、これからも一生懸命頑張りたいです。

――今日はダブルヘッダーですが、コンディションはいかがですか。

[Alvingo選手]今日はコンディションも良いですし、チームも雰囲気も良いです。ダブルヘッダーに関しては、体力的にはそれほど辛いということはないです。ただ、1試合目と2試合目の合間の時間がちょっと長いので、もうちょっと短かったらいいなとは思います。むしろ連続してすぐに試合をするほうが、僕としては疲れも感じにくいんですよね。なのでせめて、今日のようなダブルヘッダーの日は昼間に試合をしてくれたらいいなと思いました。

――ファーストブラッドは狙い通りだったんですか。

[Alvingo選手]正直、ああいった形で簡単にファーストブラッドを取れるとは思っていませんでした。おそらく相手が油断したんだと思います。それでうまくキルを取ることができたんですが、事前に狙っていたプレイではありませんでした。

――ミッドルルをよくピックしますが、その狙いを教えてもらえますか。

[Alvingo選手]ルルは機動性に優れていて合流が早く、チームをサポートすることのできるチャンピオンなので、チームのADキャリーにベインのようなハードキャリーできるチャンピオンがいるときはミッドルルをよく使いますね。

――SSuN選手との連携がかなり際立っていますが、何か意識していることはありますか。

[Alvingo選手]SSuN選手とは、コミュニケーションを頻繁に取ろうと努力していますね。コミュニケーションを多く取って情報交換をし合うことが、うまくプレイするうえで一番大切なことだと思っています。うちのチームの場合、ゲーム中は僕とSSuN選手とで韓国語で頻繁にやり取りをして、もしチーム全体に伝えたいことがあれば英語で言うんです。日本人選手同士では日本語でやり取りをして、それらの情報をまとめて英語で僕らに伝えてくれます。伝達がちょっと遅くなる部分もあるんですが、3ヶ国語が飛び交っていて面白いですよ（笑）。

――最後にリーグへの意気込みと、ファンのみなさんへメッセージをお願いします。

[Alvingo選手]絶対に1位になれるように一生懸命頑張ります。7hを応援してくれているファンの皆さん、いつもありがとうございます。これからも頑張って良いところをお見せしたいです。