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eスポーツ ヒーローインタビュー
「正直、みんなに感謝です」(RPG/MMeron選手)

~LJL SEASON 2 ROUND 10~

 4日(土)に行われたLJL シーズン2のラウンド10は別記事のような結果となった。

 ラウンド10の勝利チームはOzone Rampage(以下RPG)、Immortals 7th heaven(以下7h)、RabbitFive(以下RF)の3チーム。先週同様、対戦相手に比べてランキングの高いチームが順当に勝利を重ねる結果となったが、本記事では、それぞれの試合の詳細結果と注目選手へのインタビューをお届けする。

第1試合 :DetonatioN FocusMe(×)vs Ozone Rampage(○)

試合の注目点
MMeron選手

 今シーズンの強さを象徴するかのような試合運びでFMを圧倒したRPG。今回の試合では、RPGの5人全員がそれぞれ与えられた役割を100%果たし勝利を収めた形だ。

 そこで今回はラウンドを通してKDAがトップ、それ以上に平均デスが1であったことからチームを代表してMMeron選手にインタビューを行った。

【バンピック情報】
DetonatioN FocusMe
ロールプレイヤー名チャンピオンサモナースペル
TOPBonzinNautilus(ノーチラス)TeleportFlash
JUNGLEProcxinGragas(グラガス)SmiteFlash
MIDCerosEzreal(エズリアル)FlashSmite
ADCYutaponTristana(トリスタナ)HealFlash
SUPPORTRokeniaBraum(ブラウム)FlashIgnite
BANしたチャンピオンRumble(ランブル)、Ryze(ライズ)、Kalista(カリスタ)

――まずは勝利の感想から聞かせてください。

[MMeron選手]今日の試合はもし負けてもKD数で上回っていて1位通過が決まっていたので、気楽にプレイしました。FMがやっぱり他のチームと比べると一番強いので、勝てて嬉しいですね。個人的には今日はミスが多く、アグレッシブにもいけなくてちょっと失敗したなあという感じだったので、なんで今日自分がインタビューなのかなと思いました(苦笑)。ラウンドを通してKDAがトップだったからと聞いて、納得はしました。

――しかもラウンドを通して平均1デスでしたが、デスしないために心がけていたことはありますか。

[MMeron選手]特に意識していないんですよね、サボってれば死なないので(笑)。後ろから後押しする感じで戦ってるとデスしないです。ただキャリーするときはキャリーしないと負けちゃうので、そこはちょっと頑張ってという感じですね。正直自分としてはもっと出て行きたいんですけど、まだ練習が足りないというか実力が足りないので、もうちょっと出て行けるように頑張りたいですね。

今シーズンは1位通過したのでKDAが高いというのもあるんですが、味方が強くて自分に甘えちゃって、あまりアグレッシブなプレイやきわどいプレイをしなかったのでKDAが高くなってしまったという感じです。だからあんまり嬉しくないんですよ、自分としては。

【バンピック情報】
Ozone Rampage
ロールプレイヤー名チャンピオンサモナースペル
TOPAmuseHecarim(へカリム)IgniteTeleport
JUNGLEDoadEkko(エッコ)SmiteFlash
MIDteiViktor(ビクター)FlashClearance
ADCMMeronSivir(シビル)FlashHeal
SUPPORTDaraAnnie(アニー)IgniteFlash
BANしたチャンピオンAzir(アジール)、Alistar(アリスター)、Evelyn(イブリン)

――では今回FMと戦ってみていかがでしたか。

[MMeron選手]FMは韓国人選手2名が入ったのもあるんですけど、やっぱりYutapon選手とCeros選手が日本人の中で強いのでけっこう厄介ですよね。今回はボットレーンがうまくやられてしまったので、おとなしく「ファーム」してゴールドや経験値を稼いでいました。DoadとAmuseが「キャリー」してチームを勝利に導いてくれたので、僕はシビルのウルトで風を送って味方のスピードを上げる役割をしていました(笑)。

――今シーズン全体を振り返ってどうですか。

[MMeron選手]だいたい予定通りといった感じです。でも1回負けちゃったのは本当に悔しいですね。勝てた試合なので本当にもったいないです。自分のプレイとしては半分ぐらいサボってる感じで、何もしていなくても勝てるなあという試合が多かったですね。正直、みんなに感謝です。うちのチームはみんなキャリーできるし、みんな強すぎなんですよね。

――サポートのDara選手とのコンビネーションはいかがですか。

[MMeron選手]普通によく話しますし、日本語もだいぶ覚えてくれて、コンビネーションが良い感じになってきました。試合中も英語と日本語と両方でコミュニケーションを取っています。実はうちの韓国人メンバーが一番最初に覚えてきた日本語が「テキ、コロス!」だったんですが、これには笑っちゃいましたね(笑)。

――RPGの強さの理由は何だと思いますか。

[MMeron選手]毎日練習しているので、その成果が出たという感じですかね。僕ら今まであんまり真面目に練習したことがなかったので(苦笑)、今までで一番真面目に練習しています。うちはコーチも優秀なので、成長スピードは早いと思います。それに何といってもうちのチームは「穴」がなくてみんなが強いんです。他のチームも強いですが、どこかしら「穴」があってそこが崩れやすくてあまりうまくいっていない印象がありますね。

――では最後に決勝戦の意気込みと、ファンのみなさんへメッセージをお願いします。

[MMeron選手]決勝戦はいつものラウンドと違って一発勝負じゃないので、絶対に勝てると思います!それと、あまり自分はSNSをしないんですけど、そのうちぼちぼちやるかも知れないのでそのときはファンの皆さん、よろしくお願いします。

第2試合 :CROOZ Rascal Jester(×)vs Immortals 7th heaven(○)

試合の注目点
Mueki選手

 7hのADキャリーMueki選手が序盤から有利をつくっていき、集団戦においては見事なポジショニングからダメージを出し続けた。この試合でMueki選手は一人で15キルという活躍を見せている。

 そこで今回はMueki選手にヒーローインタビューをお願いした。

【バンピック情報】
CROOZ Rascal Jester
ロールプレイヤー名チャンピオンサモナースペル
TOPcogcogRumble(ランブル)TeleportFlash
JUNGLEInuRek'Sai(レクサイ)SmiteFlash
MIDapaMENIrelia(イレリア)IgniteFlash
ADCRkpCorki(コーキ)FlashHeal
SUPPORTLillebeltThresh(スレッシュ)FlashIgnite
BANしたチャンピオンRyze(ライズ)、Sivir(シビル)、Nautilus(ノーチラス)

――まずは試合を振り返ってみての感想から聞かせてください。

[Mueki選手]プレイオフが決まっているので、気楽に楽しんでプレイできました。ただバロンの判断でミスがあって、僕はバロンで「ベイト」して引きつけてから当たるという形が理想だと思ったんですけど、そこがコミュニケーションミスでバロンを続けてしまいました。そこだけがミスでしたけど、僕個人のパフォーマンスとしては調子が良かったのではないでしょうか。

――RJと戦ってみていかがでしたか。

[Mueki選手]RJはRkp選手が同じADキャリーなのでよくソロQで当たってて、この前ソロQで負けたので借りが返せて嬉しいです(笑)。今日の試合はジャングルで差がついた感じでしたけど、ボットレーンではカウンターガンクが決まってそのまま自分が「スノーボール」して育てていくことができたので良かったです。

【バンピック情報】
Immortals 7th heaven
ロールプレイヤー名チャンピオンサモナースペル
TOPEviFizz(フィズ)TeleportIgnite
JUNGLESSunGragas(グラガス)FlashSmite
MIDAlvingoJayce(ジェイス)FlashIgnite
ADCMuekiJinx(ジンクス)FlashHeal
SUPPORTClockdayJanna(ジャンナ)FlashExhaust
BANしたチャンピオンKalista(カリスタ)、Alistar(アリスター)、Riven(リベン)

――久々のジンクスでしたが、プレイする前に不安はありませんでしたか。

[Mueki選手]ジンクスは一番得意でソロQではよく使っているので、全然不安はなかったです。プレイオフに備えて戦略を多少温存している部分もあるので、今日は自分の好きなジンクスをピックしました。でもジンクスは逃げ手段がなくて対策されやすいので、先にピックするのはあまり良くないですね(笑)。

――ボットレーンでサポートのClockday選手との連携はどうですか。

[Mueki選手]Clockday選手とはずっといっしょにプレイしていますし、同じゲーミングハウスでずっといっしょに生活もしているので、息はぴったりだと思います。仲も良くて楽しく生活していますよ。ちょっと話がそれますが、今日は僕がキャリーしたので僕がインタビューに選ばれましたけど、Clockday選手は僕よりずっとインタビューの受け答えもうまいので今度は是非Clockday選手にインタビューをお願いします(笑)。

――わかりました、機会があれば是非(笑)。ではちょっと志向を変えて、Mueki選手から見た7hのメンバーを簡単に紹介してもらっても良いですか。

[Mueki選手]Alvingo選手は最初本当にクールな奴だなあと思ったんですけど、最近心を開いてくれたのかかなりお茶目になってきたんですよね(笑)。冗談とかも飛ばしたりしておちゃらけてます。自分はAlvingo選手と本当に仲が良くて、デュオも一番よく行ってますね。

SSuN選手は、ゲーミングハウス内の全員にあだ名をつけたり馬鹿なことをずっと言ってます(笑)。Clockday選手は一番熱心に練習してますね。本当にLoLしかしていないんですよ、一日ソロQ何十戦とかやってて、ゲームのプレイ数は一番多いです。彼は実は一番の努力家です。Evi選手はいじられキャラなんですが、僕もいじられキャラなので自分とキャラがかぶってるのがちょっと困りますね(笑)。

――今シーズン全体を振り返ってどうですか。

[Mueki選手]うちのチームはもともと最初にLJLに臨むにあたってプレイオフまではチームを鍛えるということを目指していて、プレイオフに入れればいいという考えてやってきたんです。それでプレイオフに入れたので、ここからが本番ですよね。

――最後にプレイオフの意気込みと、ファンのみなさんへメッセージをお願いします。

[Mueki選手]最近コミュニケーションがうまく取れるようになってきて完成してきたかなと思うので、完璧な7h heavenを見せられるんじゃないかなとかなと思っています。個人的には今回の試合でペンタしたかったんですけどできなかったので、プレイオフで絶対ペンタ狙います!これからは1敗もせず、全勝で優勝したいです。

ファンのみなさんには、いつもツイッターなどで応援していただいてリプライが励みになっています。これからも応援よろしくお願いします。あと今筋トレを頑張っているので、次のシーズンまでにマッチョになります!

第3試合:RabbitFive(○)vs ApeX R Gaming(×)

試合の注目点
YutoriMoyashi選手

 RFのYutoriMoyashi選手がトップレーンを支配して、なおかつそれをチーム全体の有利につなげていった。さらに集団戦においても素晴らしいパフォーマンスを発揮し、チームの勝利に貢献した。

 ではここでYutoriMoyashi選手のヒーローインタビューを見てみよう。

ApeX R Gaming
ロールプレイヤー名チャンピオンサモナースペル
TOPAyasKRumble(ランブル)FlashTeleport
JUNGLEAiJarvan Ⅳ(ジャーバン4)FlashSmite
MIDUtautaiOrianna(オリアンナ)IgniteFlash
ADCH1RoNSivir(シビル)FlashHeal
SUPPORTLillyNautilus(ノーチラス)FlashIgnite
BANしたチャンピオンGragas(グラガス)、Rek'Sai(レクサイ)、Hecarim(へカリム)

――まず、試合を振り返ってみての感想から聞かせてください。

[YutoriMoyashi選手]ライズがピックできたので、もうその時点で勝てると思いました。もちろん嬉しさはあるんですけど、勝って当然、勝たなきゃダメだと思ってプレイしていました。

ライズは序盤は強いんですけど、敵のジャングラーがジャーバンでトップレーナーがランブルだったので、自分のフラッシュが落ちたときにガンクされて「ファーム」できない、つまり経験値やゴールドが稼げなくなるような状況をつくられるのが一番まずいと思って、序盤中盤にかけてはセーフプレイを心がけていました。後半に向けて装備がそろってからはフラッシュを使って相手に飛び込んで、スネアをミッドやADキャリーに当てれば相手を捕まえて集団戦で勝てるかなと思っていたので、終盤はとにかくフラッシュスネアができるタイミングを狙っていた感じですね。

RabbitFive
ロールプレイヤー名チャンピオンサモナースペル
TOPYutoriMoyashiRyze(ライズ)FlashTeleport
JUNGLERainbrainLee Sin(リーシン)FlashSmite
MIDEstelimAzir(アジール)BarrierFlash
ADCZerostEzreal(エズリアル)HealFlash
SUPPORTAwakerMorgana(モルガナ)FlashIgnite
BANしたチャンピオンEkko(エッコ)、Alistar(アリスター)、Kalistar(カリスタ)

――LJLで初勝利を果たせなかったApeXですが、実際戦ってみてどうでしたか。

[YutoriMoyashi選手]ApeXは先週のFM戦を見ても分かるとおりポテンシャルはあると思っているので、できるだけチームの隙をつくらないように意識していました。隙をつかれてApeX側のリズムになったらちょっと危ないかなと思っていたので、丁寧にプレイしていました。

僕はトップレーナーなので、例えばFMのBonziN選手はチームの色としてパッシブプレイというのがあって、RPGのAmuse選手や7hのEvi選手はアグレッシブさがあるんですけど、ApeXのAyask選手はあまりアグレッシブさやチームの色が感じられなくてもったいないかなという気はします。今トップレーンはキルが入ればある程度実力差があったとしても「スノーボール」して育てていけるので、強気の姿勢がもっとあればいいのかなと思います。

――トップレーンの有利をチーム全体の有利につなげていくうえで意識していることは何ですか。

[YutoriMoyashi選手]チームの状況を細かく見たり聞いたりすることですね。あとはライズのように固くないチャンピオンの場合は、キルを取っていてもガンクによってレーンでとった有利がチームに活かせなくなる可能性が高いので、そこを気をつけています。他にはレーンの主導権を握るということですね。プッシュしたり引いたりということをチームとうまく連動させて先手が取れるようにレーンコントロールを意識しています。

――Rainbrain選手とAwaker選手との連携が目立ちましたが、狙っていたのですか。

[YutoriMoyashi選手]敵のボットタワーが折れた場面で、AwakerさんとRainbrainさんがトップのブッシュで待機していたところが顕著だったと思います。僕としてはあのまま「ファーム」を続けて経験値やゴールドを稼いでいってもいいしプッシュしてタワーを折ってもいいなと思っていて、ApeXはそういう状況でサポートがトップレーンにガンクしてくるというパターンがよくあるんですけど、それを避けるためにトップ側に味方を寄せてみたいな感じで、3人でボイスチャットで決めていました。

――普段どのように練習していますか。また、チームの雰囲気はいかがですか。

[YutoriMoyashi選手]夜9時ぐらいから24時ぐらいまで、スクリムであれば2~3戦を基本毎日やっています。他のプロチームと違ってプレイ回数を増やせないので、前の試合の反省点やチームの課題を試合前にある程度みんなで認識して、試合が終わったあとに修正できたかどうかチェックするというように、なるべく練習の密度を濃くするようにはしています。

Awakerさんがチームリーダーなので、チーム雰囲気などはすごく大事にしていて、意識してやってもらっているのかなという気はします。みんなに親しまれているというか、おかげで本当にいつも楽しいです。でもみんな何でも喋りますし、今日もLJLが始まる前にいっしょに試合の動画見ながら話してて、試合が始まる前には7kaneさんが引き締めたり、という感じで、みんなそれなりに雰囲気を良くしようというのはありますね。

――4位という結果に終わりましたが、今シーズン全体を振り返ってどうですか。

[YutoriMoyashi選手]最後終わって悔しいというか、やっぱり長い間いつものメンバーでやれなかったのでやりきった感じがしないですね。まあ、起きたことは仕方ないとは思ってるんですけど、やれてたらなあとはちょっと思いますね。プレイオフに行ってFMにシーズン1のリベンジをしたかったですね。ただ本メンバーじゃないこともあってチームの課題も色々見えてきたので、やってきたことは無駄にはならなかったと思っています。周りのチームが外国人選手で補強してきて自分たちの力不足もあったので、来年こそはという感じです。

――では最後に応援してくれたファンのみなさんへメッセージをお願いします。

[YutoriMoyashi選手]長い期間いつもファンのみなさんが応援してくださって嬉しいし、本当に励みになっています。プレイオフに行けない結果になり、ファンの方の期待に応えられなくて申し訳ないです。今までの経験を糧にして来年度は今までよりも良い結果が出せるように頑張りますので、引き続き応援をよろしくお願いします。

編集部より

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(AKIBA PC Hotline!編集部)