「X99マザー最高のコスパ」をうたう新モデル「X99 TAICHI」登場ユーザーの声を取り入れたX99ゲーミングマザーも
「FATAL1TY X99 PROFESSIONAL GAMING I7」 今回ASRockが展示しているマザーボードの中で最も注目できるのが、X99搭載マザーボードの新モデル「X99 TAICHI」。「X99搭載マザーボードで最高のコストパフォーマンスを実現する」(メーカー)という戦略的なモデルで、ASRock製品のコストパフォーマンスの高さを体現するモデルになるという。
「TAICHI」由来は「太極」から来ているそうで、デザインなどにもこの要素は取り入れられている。最高のコストパフォーマンスを目指したモデルだが、太極の思想をコンセプトにしており、「全てを内包する」という部分を体現すべく、「妥協は一切ない。コストダウンのために何かを犠牲にしたり、機能を削るといったことはしていない」という。
この言葉通り、仕様は上位モデルに遜色ないものになっている。
基板は8層、電源は12フェーズで、搭載コンポーネントは同社の「Super Alloy」グレード。デュアル1000Base-T LAN、無線LAN、M.2スロット、USB 3.1など搭載機能も一通り備わっている。
製品のターゲットはクリエイターなど安定性重視のユーザーを対象としており、長く安心して使ってもらえるよう、品質も意識した製品になっているという。
日本での発売は7月頃を予定しており、「X99 TAICHI」に関しては日本に優先的に出荷される計画だという。日本での販売価格は3万円前後をターゲットに調整中とのことだ。
X99搭載マザーボードはもう一枚新モデルが展示されており、それがゲーミング仕様の「FATAL1TY X99 PROFESSIONAL GAMING I7」だ。
機能面での特徴は、CREATIVEの「Sound BLATER CINEMA 3」を搭載することで、以前のモデルからサウンド機能が強化されている。
同社他製品同様、ユーザーからの要望も多く取り入れられており、LANチップをKiller LANからIntel LANに変更されたほか、金属補強も追加、「基板のシルク印刷が目立ちすぎる」という声に応えて、カラーリングも調整。マザーボード色になじむ調和のとれた色を選んでいるという。また、改良に合わせて基板デザインも見直されている。
ASRockは今後もユーザーの声を取り入れて製品開発を続けていくそうで、要望などがあればイベント時や本記事のアンケートなどに是非伝えてほしいとのことだ。
「X99 TAICHI」、デザインも太極の要素を取り入れている。 PCI Express x16スロットは金属パーツで強化されたものを採用している。 ゲーミングモデルの「FATAL1TY X99 PROFESSIONAL GAMING I7」。 サウンド機能は「Sound BLATER CINEMA 3」に強化。 シルク印刷の文字はマザーボードの色に合わせ調和のとれたものが選ばれている。また、M.2 SSDは22110サイズまで対応している。 【X99 TAICHIとFATAL1TY X99 PROFESSIONAL GAMING I7をどう思いますか?】
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5インチ×5インチサイズの新規格「Mini-STX」準拠の小型PCが登場
ベアボーンキットで注目なのが、インテル提唱の新規格「Mini-STX」に準拠した小型PC自作キット「DeskMini」だ。
Mini-STXは、5インチ×5インチサイズの規格で、今回のモデルはこれに準拠するものとなっている。筐体の体積は1.92Lで、コンパクトさを活かしつつも、2.5インチSATAドライブを2基搭載可能だったり、リテールCPUクーラーを搭載可能だったりと、自由度の高さもウリとなっている。
チップセットはH110で、CPUはTDP 65Wまでのモデルが使用可能とのこと。ACアダプタは120Wのものが付属する。
「DeskMini」。サイズ感はATX電源といった感じだ。 マザーボード裏面側に2.5インチドライブを2基搭載可能。 前面にはUSB Type-Cコネクタも搭載されていた。 【Mini-STX準拠PC「DeskMini」をどう思いますか?】
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今度のルータは「IoT」テーマ!長距離の新無線規格「LoRa」で1km以上、近距離にはZigbeeを搭載!
11acにも対応し、多機能タイプの無線ルータ「X10」 昨年、COMPUTEXでゲーミング向けルータを発表したASRock。今回新たに登場したのはさまざまな機能を搭載した「IoTルータ」だ。
興味深いのは、搭載する無線規格として、ZigBeeとLoRAという2つが追加搭載されていること。
前者は、家庭内などの比較的狭いエリアで利用する省電力・低価格無線規格で、一般向けの製品ではフィリップスのLED電球「Hue」でも採用。例えば、ドアセンサーの反応をスイッチにして、「Hue」を点灯させるといったことができるという。また、「Hue」についていえば、約60ドルの専用ハブ(ZigBeeのアダプタ)を使わずとも、Hueの電球だけで操作できるようになるのもメリットとした。
後者の「LoRa」は、「LoRa Alliance」が普及を進めている超長距離・低電力のIoT向け無線規格。通信速度はkbps単位と低速だが、距離については「15km離れたバッテリー駆動の機器と通信する」といったイメージで規格化されており、実際にコントローラチップも製品化されている。
ASRockでは、今回の「IoTルータ」のLoRaで1km以上の通信ができると説明しており、用途として「ペットなどにタグを取り付け、それが500m以上離れると警告を発する」といった使い方を一例として挙げていた。
このほか、従来モデル同様、赤外線送信機能も搭載しており、家庭内にあるエアコンなどを「X10」から操作可能。通常、この手の学習型リモコン機能は、ユーザー自身が使用機器情報を登録する必要があるが、多くの家電機器のリモコン情報をオンライン上に用意しているとのことで、使用する機器のデータをダウンロードするだけで簡単に利用できるという。この機能はインターネット経由でも利用できるため、「帰宅前にエアコンをオンにして部屋を涼しくしておくといったこともできる」とアピールしていた。
前モデルよりも、さらに「IoT度」が増した「X10」だが、価格については「入手しやすい価格帯での提供を予定している」(同社)そう。最新 11acルータの基準とも言える「MU-MIMO」や「Beamforming」などをサポートする製品としては「最安クラスの製品になる見込み」(同社)とのことだ。
なお、電波法上の問題などを確認したところ「電波法上、問題ないことを確認している」(同社)そうで、秋頃には日本でも発売したいという。
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