NAS EXPO 2015 秋
老舗のQNAPにHDD復旧サービスのWinDiskRescue、そしてUPSのAPCも出展
～「NAS EXPO 2015 秋」見所紹介(5)～
（2015/10/9 11:40）
多くの主要NASメーカーが参加、スマホとの連携からビジネスでの活用まで、幅広くNASをアピールするというウエスタンデジタルジャパン主催のイベント「NAS EXPO 2015 秋」が、明日、10月10日（土）の11:00～18:00に、ベルサール秋葉原で開催される。
これまで、ウエスタンデジタルジャパン、アイ・オー・データ、ASUSTOR、Synologyといった主要出展社の見どころ紹介を掲載してきたが、最後となる今回は、QNAP、WinDiskRescue（くまなんピーシーネット）、APC（Schneider Electric）の見どころ紹介をお届けしよう。
以下、メールにて返信いただいた内容をそのまま掲載するので参考にして欲しい。
QNAP
●QNAPの事業内容やポリシーを教えて下さい
QNAPは、テクノロジーと設計を統合することで、ビジネス環境でファイル共有、仮想化アプリケーション、ストレージ管理、そして監視の業務効率を効果的に向上させる高品質な製品を創出するとともに、楽しいマルチメディアセンターの体験をご提供することで、家庭向けユーザーのエンターテイメント生活も充実させます。ノンストップのイノベーションと情熱をもってソリューションをグローバル市場に提供しています。
●NAS EXPO 2015のQNAPブースの見所、展示コンセプトを教えて下さい
家庭用市場向けの「QTS＋Androidデュアルシステム」、TAS-x68シリーズを日本で初めて披露します。また、AppleのMacシリーズと接続できるThunderbolt対応モデル「TVS-871Tシリーズ」も参考出展予定です。このほか、主要なTurbo NAS製品も展示します。
●主にどういった方々にQNAPブースを訪れて欲しいですか？
NASを使ったことが無い方からプロのNASユーザーまで、幅広い層にきていただきたいと思っています。また、先述のようにデュアルシステムモデルも展示しますので、そういったものに興味のある方もぜひご来場ください。
●QNAPのTurbo NASの特徴、他社製品と比べた時の差別化ポイントはなんでしょうか？
まず挙げられるのがNASをPCとして利用できるQvPC技術ですね。
キーボードとマウス、ディスプレイ（HDMI搭載モデルのみ）を直接NASに接続することも可能です。また、最新機種のHDMIは4K出力にも対応、広い作業スペースとコンテンツを楽しめます。また、仮想プラットフォームとしてWindows、Linux、UNIXなどのOSを実行することや、転送スピードが速いThunderboltが利用できること、QTS+Androidのデュアルシステムが利用できることもポイントだと思っています。
●特にアピールしたい製品を教えて下さい
今回、一番アピールしたいのは「Combo NAS TAS-x68シリーズ」ですね。このシリーズは、独自開発した技術で、NASシステムの「QTS」とAndroidを併存、保存されたファイルもQTSとAndroid両方から管理、利用できます。
QTSのアプリだけでなく、Google Playストアから様々なアプリをダウンロードできるので幅広い利用が可能になったと自負しています。また、キーボード、マウス、HDMIをCombo NASに接続して使えるので、ファイルの管理、編集、再生などPCレスで実現できます。「Androidコンテンツを大画面で楽しむ」という点でも注目できると思っています。
●NAS EXPO 2015に興味がある読者へのメッセージをお願いします
今の時代、NASは「単純なネットワークストレージ」ではなくなり、PCレスでも使えるようになりました。
パソコン、スマホ、タブレットなどのデバイスも連動して、音楽、写真、ビデオファイルなど共有することが可能です。QNAPは市場のニーズから製品を開発して提供いたします。自分のプライベートクラウドを持ちませんか？
是非ご来場して、斬新なQNAP NASを体験してください。
WinDiskRescue（くまなんピーシーネット）
●事業内容やポリシーを教えて下さい
当社は、データ復旧サービスの専門企業です。「WinDiskRescue」とは「データトラブルに打ち勝つ」という意味が込められています。
データ消失は、一般の方から大企業まで常に起こっており、これを解決することが私達の使命です。「メイド・イン・ジャパンの技術」への強いこだわりこそ私達のポリシーであり、高い技術を応用した犯罪捜査支援も手掛けています。世界中のプロが使うデータ復旧ツールの販売や技術指導も行っています。
●NAS EXPO 2015の御社ブースの見所、展示コンセプトを教えて下さい
まず「WinDiskRescue」ですが、実はWesternDigital公認のデータリカバリーサービスとしても認定されている優れたデータ復旧技術です。来場の皆様には、普段お客様への説明でもなかなか話せないHDDの詳細なアーキテクチャや、障害に至るプロセスなどを特大パネルを用いて説明させていただく予定です。
世界最高のデータ復旧ツール「PC-3000 JAPAN」製品の特別展示も行います。さらにマイナンバー制度に備えWD Red搭載の犯罪捜査支援ツール、情報漏えい、サイバー攻撃を防ぐことができるセキュリティツール「WDR Forensic」製品展示とデモンストレーションも行います。
●主にどういった方々に御社ブースを訪れて欲しいですか？
今回は、データ消失や情報漏えいなど、データに関わるトラブルや悩みを解決できるよう、データ復旧サービスにおいては最高技術責任者、セキュリティにおいてはサイバーインシデントの第一線で活躍しているエンジニアを常駐させており、来場のお客様が抱えるさまざまな課題やお問合せに対しマルチに対応できるようにしています。情報システムに関わるお仕事の方であれば有意義な情報を得られるかと思います。
●御社のデータ復旧サービス「WinDiskRescue」の特徴、競合サービスと比べた時の差別化ポイントを教えて下さい
「WinDiskRescue」最大の特徴は、ズバリ「障害を訴えているHDDとの対話」によるデータ復旧アプローチです。
「HDDとの対話」とは、メーカー固有の開発言語でHDDを制御することを意味し、PCでは絶対できない制御を当社は自由に行うことができます。たとえば異音が出ていても、その問題をファームウェアレベルで無かったことにして一時的に機能回復することも可能です。「故障箇所を交換するとデータは復旧できる」と誤解されている方も多いのですが実際は違います。クリーンルームなどで行う無駄な開封作業を省き、他社よりも作業料金を大幅に抑えて良質な結果を得る、これが世界No.1のHDDメーカーWesternDigitalに認められた技術の高さの証です。
●特にアピールしたい製品（サービス）を教えて下さい
まず「WesternDigital公認データリカバリーサービス」です。HDDは消耗品であり、どんなに大事に扱ってもトラブルは起きてしまいます。誤操作でのデータ消失もあるでしょう。そんな時でも「WDのHDDでよかった」と思えるよう多くの方に知っておいていただきたいです。
次に「SecureAge」という暗号ソフトです。インストールするだけで、情報漏えい、サイバー攻撃/内部犯行/マルウェア対策など全て解決できます。マイナンバー制度の準備がまだの企業にとっては低コストでハイパフォーマンスのセキュリティ対策を簡単に実現できます。
●ステージでのセッションも行う予定とのことですが、セッション内容を教えて下さい
「データ復旧のプロが語る、HDDの構造とデータ復旧技術の最新情報について」という内容でお話する予定です。
HDDの基本構造と最新構造、大容量化が進むHDDと近年普及が進むSSDを「データ復旧の難しさ」の観点で比較します。またデータトラブルのショッキングな具体例から、その対策として「データ復旧のプロから見たハードディスク選び」として、データ復旧の現場にいるプロの視点から生のお話をさせていただく予定です。
●NAS EXPO 2015に興味がある読者へのメッセージをお願いします
時代が急激に変化していくなかで、データトラブルとは情報を消失することだけではなく、情報が漏えいするなど社会的な問題にまで変わってきました。
当社ではデータに関するあらゆるトラブルに打ち勝つよう日々努力を続けています。「大切なものであればこそ、確かな技術でトラブルを解決して頂きたい。」これが私達からのメッセージです。
APC（Schneider Electric）
●御社の事業内容やポリシーを教えて下さい
シュナイダーエレクトリックは世界におけるエネルギーマネジメントとオートメーションのスペシャリストです。
2014年の売上は250億ユーロ、グループ全体で17万人の従業員を擁し、100ヵ国以上で、安全で信頼性が高く、効率的で、持続可能な、エネルギーおよびプロセスのマネジメントソリューションを提供しています。当社のテクノロジー、ソフトウェアおよびサービスは、お客様のより良い運用管理と自動化を実現します。
●NAS EXPO 2015の御社ブースの見所、展示コンセプトを教えて下さい
弊社はNASそのものは扱っておりませんが、大容量データやIT機器を安全に管理するための必需品として、世界で最も普及しているAPCブランドのUPSを展示します。
また、雷サージ対策の電源タップ、よりグリーンでバッテリー寿命も長いリチウムイオンバッテリー搭載のUPSなどのラインナップや、“世界初”となるモバイルバッテリー機能付きのネットワーク機器向けUPS（10月下旬発売予定）もご紹介します。
●主にどういった方々に御社ブースを訪れて欲しいですか？
NASに重要なデータを保存する方は必ず弊社ブースにお立ち寄りください。
近年、異常気象によって、停電、瞬低、雷サージが原因で大切なデータを失うケースが増えてきています。お客様の大切なデータ・機器を安全に保護するためにも、UPSは必需品といっても過言ではありません。弊社ブースでは、それらの脅威から守るUPSや新製品をご紹介します。
●御社のUPS「APCシリーズ」は、SOHOから大手企業まで幅広く利用されていますが、その理由は何でしょうか？御社のUPSの特徴、競合製品と比べた時の差別化ポイントはなんでしょうか？
弊社UPS「APCシリーズ」は、UPS本体および電源管理ソフトウェア等含め、日本国内の複数サーバーメーカー様にOEM製品として採用頂いております。これは、日本の厳しい品質基準をクリアしていることを証明するもので、競合他社にない強みでもあります。
また、電源管理ソフトウェアはわかりやすく直感的なインターフェイスであるため、ユーザーにとって非常に使いやすいものになっています。さらに、新規OSやOSの新バージョンにも他社より迅速に対応している点も、様々なお客様から安心してご利用頂ける理由の１つといえます。
●特にアピールしたい製品を教えて下さい
APC RSシリーズ、APC Smart-UPSシリーズです。
これらのシリーズは、NASとUSBまたはシリアルによる接続、さらにはネットワーク経由によってNASを安全にシャットダウンする機能を有します。ラインナップも400VAから3000VAまで充実しており、停電や瞬低、雷サージという脅威からお客様の大切なデータ・機器を安全に保護します。
●NAS EXPO 2015に興味がある読者へのメッセージをお願いします
NASをお使いの方、これから導入をお考えの方は、ぜひ遊びに来てください。NASユーザーをサポートする為のヒントが満載の貴重なイベントです。
弊社ブースでは、お客様がよりセキュアなデータ管理を実現するための新常識をご提案しています。皆さまのご来場、心よりお待ちしております。
[制作協力:QNAP / くまなんピーシーネット / Schneider Electric]