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補助電源無しモデルもあり、「Radeon RX 560」がデビュー

SAPPHIREから計3モデル発売、価格は12,980円から

PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5 OC

 AMDの新たなエントリーGPU「Radeon RX 560」がデビュー、SAPPHIRE製ビデオカードが発売された。

 製品は「PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5 OC」「PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5」「PULSE RADEON RX 560 2G GDDR5 OC」の3種類。店頭価格(以下、税抜き表記)は順に15,800円前後、14,800円前後、12,980円前後。

 販売ショップはツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館ドスパラパーツ館パソコンショップ アーク

Radeon R7 360と比較して最大2.5倍の性能を実現

PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5 OC
補助電源不要のPULSE RADEON RX 560 4G GDDR5

 Radeon RX 560は、AMDの最新世代GPUであるRadeon RX 500シリーズで、エントリークラスとされたモデル。4月に登場した同じくエントリーモデルのRadeon RX 550の上位にあたる。

 旧世代のRadeon R7 360と比較して最大2.5倍の性能を実現したといい、エントリーモデルながら、PCゲームのいわゆるAAAタイトルでスムーズなゲーム体験が可能としている。カードの標準消費電力が80Wと小さく、省電力性が高いのもメリットだ。

 そのほかの主なスペックは、 最大演算ユニット数が16、 ROP数が16、SP数が1,024、テクスチャユニット数が64、GPUクロックがベース1,175MHz、ブースト1,275MHz、メモリインターフェイスがGDDR5 128bit、メモリクロックが7Gbps。

 今回発売された3製品は、コストパフォーマンスに優れるという「PULSE」シリーズに属するもの。

 いずれも冷却システムはシングルファンで、アイドル時にファン停止して騒音を抑える機能「Intelligent Fan Control 3」を搭載している。カード長が約210mmと短く、コンパクトなのも特徴。

 PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5 OCとPULSE RADEON RX 560 2G GDDR5 OCはオーバークロックモデルで、GPUのブーストクロックが1,300MHzにアップされている。メモリ容量は順に4GB、2GB。補助電源端子は6ピン×1。消費電力は90W。

 PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5はOCモデルではないものの、補助電源が不要な点がメリット。GPUのブーストクロックは1,216MHz。メモリ容量は4GB。消費電力は75W以下(GPUのみで45W)。

 いずれもカードサイズ(約)は約210×112×36mm。映像端子はDisplayPort 1.4×1、HDMI 2.0b×1、DVI-D×1。

 ※5/16更新 PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5の消費電力に関して、初掲載時に「45W」と掲載しておりましたが、その後、国内代理店アスクから「当初の発表は誤りだった」「正しくは75W以下」という発表があったため、記事を修正いたしました。

[撮影協力:ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館パソコンショップ アーク]