取材中に見つけた○○なもの
DRAM生産トラブル説が流れ、Windows 98 SEが登場した1999年の秋葉原
今から18年前、CPUやメモリはいくらで買えた?
2017年7月13日 07:05
このコーナーでは、編集部が過去に撮影した懐かしい写真を掲載していきます。
今回は1999年7月の店頭から、CPUやメモリ、ストレージなどパーツの価格を中心に紹介します。今でも自作PCには必須となるパーツばかりですが、18年前の秋葉原ではいくらで買えたでしょうか。(店名・商品名・価格は当時のもの。すでに閉店しているショップもあります)。
CPU
1999年7月は、当時発売されたばかりの「Pentium III 600MHz」や、3万円弱で購入できるようになった「Pentium III 450MHz」、いろいろと遊べる「Celeron 300A」などが人気でした。AMDのCPUは取扱い店が少なめですが、8月にAthlonが控えていました。
メモリ
RIMMやDDRなどの新規格メモリが話題に上がるようになりましたが、店頭での主力はPC100対応のSDRAMでした。HyundaiやMicronなどのチップを搭載したメモリは、自作マニアに根強い人気がありました。
価格については、しばらく値下がりが続いており、1999年7月3日に最安値を付けましたが(1999年7/3のメモリ最安値情報)、Micronの製造トラブル説が出た後に急上昇。その後、トラブルは否定されましたが、メモリ価格は値上がりを続け、1999年9月には7月の倍以上の価格(1999年9/25のメモリ最安値情報)となりました。
ストレージ
SSDどころかSATA HDDも登場していない1999年には、HDDはUltra DMA 33転送によるIDEタイプが主流でした。より転送速度の速いUltra DMA 66に対応したHDDも登場していますが、対応チップセットが普及しておらず、性能を発揮させるには別途PCI用拡張カードが必要でした。
OS
自作パソコンを作る際に忘れてはいけないOS。1998年7月に発売されたWindows 98は、1999年でも主流でしたが、その年の7月には新機能の追加が行われた「Windows 98 SECOND EDITION」が登場しました。当時はセット用のOSはOEM版と呼ばれ、HDDまたはマザーボードとのセット販売のみとなっていました。