取材中に見つけた○○なもの
Radeon R9 Furyのコアはドデカかった、AMDの発表会でサンプルを公開
Oculus Riftのデモや6Kゲーム環境デモなども実施
(2015/6/25 22:50)
先日秋葉原で行われたRadeon R9 Fury X発売イベントに参加した際、Radeon R9 Furyのコアのサンプルを見ることができたので、写真でご紹介します。
イベントの模様はPC Watchの記事で紹介されているので、そちらもご参照ください。
Radeon R9 FuryはメモリにHBM(ハイバンドメモリ)を採用しており、GPUのパッケージはかなり巨大。話には聞いていましたが、手に取るとなかなかの重量感です。
GPUを実装した基板もサンプルも展示されていましたが、GPUとメモリが1パッケージになっているので、デュアルGPUカードでもかなりコンパクトな設計が可能なようです。
最近はビデオメモリを大量に消費するゲームが増えてきているので、メモリ容量4GBで4Kゲームは問題ないのかスタッフに聞いてみたところ、「HBMはこれまでのGDDR5メモリとは帯域幅が大きく違うので、メモリが足りなくなるといったことはほとんど起きない」と話していました。HBMとGDDR5はSSDとHDDの関係に近いそうで、圧倒的な速度でカバーできてしまう面が多いようです。
現在、Radeon R9 Fury Xが販売されて即完売といった状態になっていますが、今後、空冷モデルのRadeon R9 Furyが7月中発売予定、Radeon R9 Nanoが8月末頃、デュアルGPUモデルが年内に登場予定とのこと。Radeon R9 NanoはRadeon R9 290Xの半分の消費電力で性能は上回る予定とのことなので、こちらも人気モデルになるかもしれません。
なお、イベント自体は、AMD本社のチーフ・ゲーミングサイエンティストであるRichard Huddy氏と、デスクトップ向けグラフィックス・プロダクトマネージャーのDevon Nekechuk氏によるRadeon R9 FuryとRadeon 300シリーズの解説のほか、Radeon R9 Furyを使ったOculus Riftや6KゲームPCのデモなど実施。
イベント後半は一般参加も可能なように会場が解放され、プレゼンの動画配信なども行われていました。