●リムーバブルHDDケースにも装着可能
　簡易な着脱式ファン？

　裸族の扇風機は、3.5インチHDDと同形状のケースに80mmファンを内蔵した製品。ネジ穴や電源コネクタもHDD同様の位置にあり、HDDの代わりにリムーバブルベイや3.5インチベイに装着、隣接するHDDの冷却などに利用できる。

　センチュリーでは、トレイレスで使うSerial ATA-HDDリムーバブルケースでもそのまま使えることをウリとしており、冷やしたいときだけ使う、手軽な追加冷却ユニットとしても利用可能。

　本体サイズは幅101×高さ25×奥行き145mm（突起部含まず）。HDDの前側には、ファン回転数を無断階で調節（0〜2,500rpm）できるダイヤルを装備している。ファンの電圧は12Vで、ノイズレベルは最大32.3dB。

●HDD内蔵可能モデルも同時発売

　また、同様にファンを搭載、2.5インチHDD/SSDも装着できる「裸族のベッド 扇風機つき（CBM-S1F）」も同時発売されている。こちらの搭載ファンは70mmタイプで、やはり前面ダイヤルによりファン回転数を無断階調節（0〜2,500rpm）可能。ファンの電圧は12Vで、動作音は最大28.37dB。

　なお、こちらのモデルの場合、ファンの直下にHDD/SSDを置くことになるため、冷却能力では「扇風機」に及ばないと思われるので注意が必要だ。

　実売価格は「裸族の扇風機」同様の1,980円前後だ（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　このほか、さらに同社では2台の2.5インチSerial ATA-HDD/SDDを3.5インチベイに装着できるマウンタ「裸族の二段ベッド（CBM-S2）」も発売中。これも3.5インチHDD形状互換で、リムーバブルベイ搭載時には底面側のHDD/SSDのみが認識される構造。RAIDやポートマルチプライヤなどの機能は非搭載。実売価格はやはり約1,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　「USBバスパワーを利用する」という製品はすっかりおなじみだが、SATAの電源コネクタをこういう形で流用する製品はこれが初めて。Serial ATA-HDDリムーバブルケースのちょっと変わった使い方と言えそうだ。

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【2009年6月20日】8cmケースファンを使ったUSB扇風機が発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090620/etc_sigma.html

センチュリー CBMシリーズ

[撮影協力:パソコンハウス東映とクレバリー1号店]