【 2011年1月29日号 】
GeForce GTX 560 Tiが発売に、2万円台前半〜3万円
OCモデルも複数

※(1/26更新)発売を確認。

 GeForce GTX 500ファミリの新たなメインストリームモデル「GeForce GTX 560 Ti」を搭載した製品が多数発売された。

 発売されたのはGIGABYTE、MSI、ELSA、GALAXY、GAINWARD、Leadtek、ZOTAC、Palit、玄人志向などの11製品。

 複数メーカーから独自基板含むオーバークロックモデルが発売されているほか、メモリ容量2GBの大容量品や、2万円台前半の安値モデルも登場している。

 中心価格帯は2万円台後半(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


●GeForce GTX 570の下位モデル

 GeForce GTX 560 Ti(以下GTX 560 Ti)は、2010年12月にデビューしたGeForce GTX 570(以下GTX 570)の下位モデル。主要スペックはCUDAコア数384、対応メモリがGDDR5 1GB(256bit)、クロックがコア822MHz、CUDAコア 1,644MHzなど。スペック的には、GeForce GTX 460(コア数322/コアクロック675MHz/メモリ900MHz/バス幅192〜256bit)を強化したような内容だ。

 なお、TDPはGTX 460が160Wだったのに対し、GTX 560 Tiは170Wと若干増加している。


●オーバークロックモデルや2GBモデルも発売


コアクロック950MHz

Palitは2GBモデルも発売

GALAXYのOC/独自クーラーモデル

GALAXYのOC/独自クーラーモデル

GALAXYのOC/独自クーラーモデル

Gainwardの独自クーラーモデル
 カードの基本デザインはGeForce GTX 570とほぼ同様。厚さは2スロットサイズで、リファレンスデザインの映像端子としてはMini HDMIと2基のDVIを備える。外部電源端子は6ピン×2個で、これもGTX 570と共通だ。

 なお、今回は発売当初よりオーバークロックモデルや独自基板モデル、2GBメモリの大容量モデルなどが同時発売されている。

 まず、オーバークロックモデルについては、GALAXYがコア950MHz/メモリ2,200MHzという独自基板モデル(電源コネクタ6ピン+8ピン)を出しているほか、GAINWARDやGIGABYTE、MSI、ZOTAC、玄人志向などもそれぞれラインナップ。現時点では発売未確認だが、GIGABYTEはコア1GHzの上位モデル「GV-N560SO-1GI」もラインナップしている。

 また、容量2GBの大容量モデルはPalitが発売、独自クーラーを搭載した製品はGALAXYやGainward、ZOTACなどが発売する。

 各製品の詳細については今週見つけた新製品を参照のこと。


□GeForce製品群(NVIDIA)
http://www.nvidia.co.jp/object/geforce_family_jp.html

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GeForce GTX 560 Ti

[撮影協力:パソコンショップ アークドスパラ秋葉原本店ソフマップ 秋葉原 本館ZOA 秋葉原本店TWOTOP秋葉原本店フェイス 秋葉原本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。