【 2011年9月17日 】 | |
Sandy Bridgeもファンレスにする小型ケースが来週発売 ヒートパイプで筐体に放熱 |
- ※(9/17 20:15更新)組み込み状態の写真を追加/販売店を追加。
Sandy Bridgeもファンレスで運用できるというファンレスMini-ITXケース「NT-TX2000」がASKTechから近日発売される予定だ。
予告ショップはTSUKUMO eX.とPC DIY SHOP FreeT、オリオスペックで、いずれも来週入荷予定。予価は各店32,800円としている。電源は非搭載。
●CPUクーラーから筐体に放熱、65Wまで対応、CPUクーラーは上下左右に移動OK
NT-TX2000は横置きタイプのアルミ製Mini-ITXケース。本体の左右側面に大型の放熱用フィンを備えるほか、上面/底面パネルに多くの穴を設けることで放熱性を高め、ファンレスでのシステム運用を実現している。
対応CPUソケットはLGA1155/1156/775。対応TDPは「65W級以下」(同社)とされており、具体的な対応CPUのモデルは挙げられていないものの、TDP 65WのCore i5-2405SやCore i3シリーズといったSandy Bridgeも含まれることになる。
CPUの熱は専用クーラー「ZENOクーラー」のヒートパイプで左右のフィンに伝える仕組み。冷却ヘッドはマザーのCPUソケットの位置に合わせて前後左右に移動させることができる。
ただし、このCPUクーラーは位置の自由度が高い反面、ユーザー自身が組み立てなければならないというデメリットもある。
具体的には、まずCPUに冷却ヘッドを装着して位置を決め、そして左右のフィンと冷却ヘッドとをヒートパイプで繋いだり、六角レンチとネジを使って固定したりなど様々な作業が伴う。細かな作業が苦手な人にとってはハードルの高い製品かもしれない。
本体サイズは幅295×高さ100×奥行き270mm。ドライブベイ数はスリムタイプ光学ドライブ×1、2.5インチシャドウ×1。また、LowProfileサイズの拡張カードスロットを1基備え、「30mm以下のカードが使用できる」(同社)とされている。
電源は非搭載で、推奨品として同社のACアダプタ電源キット「T-ZENODC10」が挙げられている。
□NT-TX2000(アスクテック)
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