【 2011年11月15日 】
PCレスの「Ustream配信アダプタ」が発売に、即日完売
「秋葉原発」の製品

 PCなしでUStreamでのストリーミング配信が行なえる小型ユニット「Live Shell」がCerevoから発売された。実売価格は26,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 ただし、入荷したオリオスペックでは予約分などで即日完売。現在は12月中旬入荷分の予約を受け付けている。


●HDMIなどの入力を有線/無線で配信
 音声はミキシング可、電池でも動作

 Live Shellは、入力した映像と音声をPCレスでUStream配信できる小型ユニット。有線LAN(10/100BASE-T)と無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)を備え、直にルータなどに接続することで映像/音声を配信できる。配信映像の解像度は704×528ドット、最大ビットレートは1.5Mbpsほど。

 単に配信するだけでなく、ビットレートやフレームレートの変更、音量調整、テロップ、「しばらくおまちください」的な静止画の挿入も可能で、これらは専用Webサイト「Dashboard」から行なう仕組み。DashBoardはインターネット経由でアクセスする仕組みで、PC用画面のほか、スマートフォン用画面も用意されている。

 映像端子はHDMI(HDCP非対応)とコンポジットビデオ入力を、音声端子はステレオマイク入力とライン入力をそれぞれ装備(コンポジットビデオとラインは付属のAV-INケーブルを使用)。HDMI、マイク、ラインから入力した音声は独立して音量調整できるほか、3つをミキシングした音声が配信される。

 本体は幅68×高さ26×奥行き120mm、重量108gとコンパクトかつ軽量。付属の金具を使うことでビデオカメラなどのアクセサリーシューに固定することも可能で、野外で撮影した映像を配信するといった用途にも向きそうだ。

 電源は単3形電池3本(三洋電機製のeneloop、eneloop proを推奨)または付属のACアダプタで供給。eneloop pro使用時は連続3時間以上の配信が可能としている。

 付属品はACアダプタ、アクセサリーシュー取り付け金具、AV-INケーブル、無線LANアダプタ、HDMI−miniHDMI変換ケーブル(長さ60cm)。

 なお、こうした製品は海外メーカーの製品が多いが、Cerevoは国内メーカー。製品パッケージにも「Designed in Akihabara Japan」と書かれている。


□Cerevo
http://www.cerevo.com/
□Live Shell(Cerevo)
http://s.cerevo.com/

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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20111029/etc_sknet.html
【2011年10月17日】Cerevo、Ustream用ビデオ配信ユニット「Live Shell」(AV Watch)
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20111017_484413.html


Live Shell

[撮影協力:オリオスペック]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。