【 2012年1月27日 】 | |
スマホ用の映像インターフェイス「MHL」対応の液晶が発売 表示しながら充電OK、SAMSUNG製 |
モバイル機器向けの映像インターフェイス「MHL(Mobile High-Difinition Link)」を搭載したディスプレイが店頭初登場、Samsungの23インチ液晶ディスプレイ「S23B550V」が発売された。
MHLでは映像を見ながらスマートフォンなどの充電も行なえる。実売価格は18,900円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●スマホ内映像のTV出力用インターフェイス「MHL」を装備
スマホに給電しながら映像出力可
MHLは米Silicon Imageが開発したモバイル機器向けの映像/音声インターフェイス。1本のケーブルで、最大1080p/60pの映像と最大192kHz/7.1チャンネルの音声を伝送できるほか、モバイル機器への充電や、TVリモコンによるモバイル機器の操作などにも対応している。著作権保護技術はHDCPをサポートする。接続端子はHDMIとMicro USBのものをそのまま使用。実際に、今回登場したS23B550Vを見ると、端子の形状はディスプレイ側がHDMI、モバイル機器側がMicro USBとなっており、両者は付属のMHLケーブル(HDMI−Micro USBケーブル)で接続される。
ただし、S23B550VでMHL端子を使用するにはAndroid OSを搭載した対応端末が必要で、現時点の対応端末としてはSamsung製スマートフォンのGALAXY S II、GALAXY S II LTE、GALAXY NEXUSの3機種が挙げられている。
なお、MHL端子は「HDMI 2」端子と共用となっており、HDMI対応機器も接続できる。
液晶パネルはTNタイプで、主なスペックは最大解像度1,920×1,080ドット、輝度250cd/平方メートル、コントラスト比1000:1(ダイナミックコントラスト比5百万:1)、視野角が水平170度、垂直160度、応答速度2ms。バックライトはLEDを採用する。
本体サイズは幅553.2×高さ410.15×奥行き195mm(スタンド含む)。映像端子数はMHL/HDMI×1、HDMI×1、VGA×1で、音声入出力端子(ミニジャック)やスピーカー(5W+5W)も備える。また、アームマウント(75×75mm)にも対応する。
付属品はACアダプタ、CD-ROM、VGAケーブル、HDMI−DVI変換ケーブル、MHLケーブル、ステレオ音声ケーブルなど。
□S23B550V/ニュース(Samsung)
http://japan.samsung.com/consumer/computersperipherals/monitors/lcd/LS23B550VSH/XJ/index.idx?pagetype=prd_detail
http://japan.samsung.com/news/newsRead.do?news_group=samsungjapannews&news_ctgry=&news_seq=29861
□MHL Consortium
http://www.mhlconsortium.org/□関連記事
【2012年1月10日】サムスン、MHL/スマホ充電対応の24型フルHD液晶(AV Watch)
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120110_503352.html
【2012年1月7日】Micro USB to HDMI MHL Adapter(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120107/ni_cmhl.html
【2011年3月8日】MHLとは(ケータイ用語の基礎知識/ケータイ Watch)
http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/keyword/20110308_431826.htmlSamsung MHL(Mobile High-Difinition Link) [撮影協力:ツクモパソコン本店]