【 2012年3月17日 】
デュアルXeonの2011マザーが発売、OC機能あり

 デュアルCPU構成に対応したLGA2011版Xeon向けマザーが初登場、ASUS製の「Z9PE-D8 WS」が発売された。

 ワークステーション向けマザーボードではあるものの、同社のOC機能「Ai Tweaker」などオーバークロック機能も搭載されている。

 実売価格は58,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


●デュアルXeon対応のLGA2011マザー
 Unbufferedメモリでも利用可能

 Xeon E5シリーズ向けのデュアルLGA2011マザーについては、先週いち早くSUPERMICRO製品の入荷予告が出されたが、それより先にASUS製品が店頭に登場したかたち。

 Z9PE-D8 WSはIntel C602チップセットを搭載したマザーボード。対応CPUはXeon E5-2600シリーズで、8コア/16スレッドのXeon E5-2650などを2個搭載することで、ハイエンドの32スレッド対応環境を構築できる。フォームファクタはSSI EEBで、基板サイズは305×330mm。

 搭載する7基の拡張スロットが、全てPCI Express x16タイプという設計も特徴。4-Way SLIやQuad CrossFireXに対応するほか、PCI Express 3.0のサポートもうたわれている。

 DIMMスロットは8基。最大容量はRegisteredメモリ使用時は256GB(DDR3 1600/1333/1066/800対応)、Unbufferedメモリ使用時は最大64GB(DDR3 2133/2000/1866/1600/1333/1066対応)。

 主な搭載機能はGigabit Ethernet(2ポート)、6Gbps SATA(6ポート)、USB 3.0(I/Oパネル部2ポート、ピンヘッダ2ポート)、IEEE 1394、8チャンネルサウンド。このほか、SSDキャッシュによりHDDのパフォーマンスを高めるという「ASUS SSD Caching」、BIOS保護機能「CrashFree BIOS 3」なども搭載している。

 マニュアルで確認できたマニア向け調整機能は、CPUごとの電圧調整機能やDRAMタイミング変更機能など。倍率変更の自由度などは不明だが、少なくとも設定項目は非常に多い。


□Z9PE-D8 WS(ASUSTeK Computer)
http://www.asus.com/Motherboards/Intel_Socket_2011/Z9PED8_WS/

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ASUS Z9PE-D8 WS

[撮影協力:オリオスペックパソコンショップ アーク]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。