【 2012年8月11日 】 | |
HDMI入力を3D化、赤青メガネで立体視する変換アダプタが発売 3D液晶にも対応、4,980円 |
HDMI経由の2D映像を3D映像に変換、普通のディスプレイでも赤青メガネで立体視ができるというHDMIアダプタ「2D TO 3D HDMI Converter」が三月兎2号店などで販売中だ。
本体にはHDMI入力/出力端子が装備されている。実売価格は4,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
パッケージにはメーカー名がなく、同店はノーブランド品として販売しているが、本体の外観などから中国Lenkengの「LKV223」と同一製品と見られる。
●2D映像を3D映像に変換、3D液晶か赤青メガネで視聴
この製品は、HDMI入力した2D映像を3D映像に変換し、HDMI出力するという変換アダプタ。プレイヤー?ディスプレイ間を中継するように設置する。対象としている2D映像はBlu-rayやDVD、セットトップボックス、PCなどが出力する映像で、これを3D映像に変換、サイドバイサイド方式またはアナグリフ(いわゆる赤青メガネ)対応のHDMIデータとしてディスプレイに送る。前者を立体視するには3D対応ディスプレイと対応メガネが必要だが、後者は普通のディスプレイと付属の赤青メガネで使用可能。つまり、アナグリフ方式ならば、一般的なHDMIソースを普通のディスプレイで立体視できる、ということになる。
本体前面には3Dモード変更ボタン(パススルー/サイドバイサイド/アナグリフに切り替え)や、3D強度の調節ボタン(5段階)、3D強度を示すLEDなどを装備。マニュアルでは、3D強度は「3」を推奨するとされている。
最大対応解像度は入出力とも1080p。本体サイズは107×41.1×23.6mm。付属品は赤青メガネ、ACアダプタなど。なお、「赤青メガネ」のレンズ色は正確にはアンバーとブルー。Lenkengの製品情報を見る限り、立体化してもある程度のカラーは確認できる。
なお、「3D化」の詳細は特に明記されていないため、どれほどリアルな立体感を感じられるかは不明。
ちなみに似たような「HDMI接続の立体化アダプタ」としては、サイドバイサイドのほかにトップアンドボトムもサポートし、さらにアップスケーリング機能も備えたエバーグリーンの「DN-68874」なども発売されている。ただしこちらは赤青メガネに関する記載はない。
□LKV223(Lenkeng Technology)
http://www.lenkeng.net/Html/Product/LKV223-2D-to-3D-converter.html□関連記事
【2012年4月6日】エバーグリーン、2D-3D変換も可能なHDMIコンバータ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120406_524442.html2D TO 3D HDMI Converter [撮影協力:三月兎2号店]