【 2012年10月27日 】 | |
「弾薬箱PC」が展示中、持ち運ぶゲーミングPCに? |
アーモボックス(弾薬箱)を筐体に用いたユニークなPCがドスパラパーツ館で展示中だ。製作したのは、過去に「スーファミPC」を手がけた同店スタッフのE氏。販売予定はないとのこと。
「いざ戦いへ」という意気込みで使える、まさにゲーミングPC向け(?)の筐体だ。
●持ち運ぶゲーミングPCに?
どこか工具箱のようにも見えるこの物体は、弾薬を収めて持ち運んだりするための「アーモボックス」。中にはA10-5700やASRockのMini-ITXマザー「FM2A75M-ITX」などが組み込まれており、もちろんPCとして使用できる。取っ手の付いた蓋を開け、I/Oパネルにケーブルなどを差し込んで使うという、従来の改造PCとはちょっと違うスタイルだ。
そして、このアーモボックスはなんと実戦で使われていたという。同氏によれば、アーモボックスは他のショップから仕入れたもので、「ショップからは、実際に戦場で使われていたものと聞いている」という。価格は約2千円だったとのこと。
アーモボックスをPCケース化するのにはかなり手間がかかったそうで、「箱に多くの穴を開ける必要があるが、ぶ厚い鉄板のため、電動ドリルなどを使った」「きちんと垂直に穴を開けないと、箱が歪んでしまう」といった苦労があったという。製作期間は設計で3日、工作で1日、PCパーツの組み込みで1日。
そのほか組み込まれているPCパーツは、Intel SSD 520、アビーのACアダプタ電源「AC150-AP04AA」、ドスパラブランドの5インチベイ用USB3.0接続リムーバブルケース「DP-HD522BB」など。製作費用はアーモボックス、PCパーツ込みで約7万円という。
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